Vol.800+9

唯物論宇宙の終わり

聖書の時代は終わりましたが、この地球の闇は、さらに拡大し続けています。その原因は、どうやら、この地球は、この宇宙の進化の闇を集める場、または、この宇宙のカルマの集積所のような役目を担うことになっていたからのようです。
聖書の神とその敵対者が、その役割を終えて去った後も、この地球を支配している人間グループが、なぜ、自分たちのプログラムを遂行できるのかというと、そこには、この宇宙の秘密がありました。
この宇宙は、いくつもの進化の段階を経る、ということです。具体的にいうと、現行人類が生きている時空は、造物主がいる宇宙、キリストがいる宇宙、そして、唯物論の宇宙という、最低でも、三段階の宇宙が、相互乗り入れしたものと考えるべきものなのです。それが原因で、人間霊界も、実は、いくつもの層に分かれていたということです。つまり、造物主がいる宇宙の霊界、キリストがいる宇宙の霊界、唯物論の宇宙の霊界というものが、並行して存在していたということです。
私がお伝えしている、霊界の大変動というものは、これらの同時並行的に存在していた各宇宙の霊界を、ひとつの場に統合して、そこで、最後の審判が起こるような仕組みをつくり出そうとする巨大なムーブメントを指しています。
それは、この宇宙の開闢の時に約束されたことだから、用意が整えば自律的に発動する仕組みです。
いまの地球上の人間の多くは、実は唯物論宇宙の住人です。そして、唯物論ですから、死んだら終わりと考えています。死んでも終わりにならないのは、その人間のたましいが、精神界という、物質界とは別の場に存在しているからなのですが、唯物論宇宙では、その精神界を無視しても、この宇宙は論理的に説明できるもののように見えるので、そのたましいは、何らかの方法で処理されなければ、永遠というレベルで、この地球の場に留まることになります。
人類史を見てみればわかるように、マルクスに代表される唯物論、無神論が出て、人間は大量虐殺の時代を迎えました。その背後にいるのが、赤い龍、という意識体なのです。精神学の立場で、この黒歴史を説明すると、聖書の神に反するものとしての、黒い龍がいて、その黒い龍と共にいるのが赤い龍です。黒い龍は、すでに報告したように、聖書の神に反するもので、すでに、最後の審判の業火の中に消えましたが、まだ、赤い龍がいて、これが、いまの地球の無神論の勢力のエネルギーを支えています。つまり、唯物論宇宙の人間の欲望の先にいる神のごときものです。
その赤い龍の正体に向き合うことなしに、いまの地球の問題は解決しないということです。
唯物論とは何か、ということになりますが、どうやら、それは、地球上の人間が思い付いたものというよりは、この宇宙の進化のプロセスの中にあるもので、これによって、この宇宙というか、ある文明は、いちど滅びを経験しているという情報が出ています。
それが、地球の過去にあったものなのか、地球外、たとえば火星のような場で起きたものなのかは、いまの私にはわかりませんが、このまま行くと、また核戦争のようなことが起き、唯物論宇宙が、くり返されることになります。どうやら、こうした情報が、聖書の中にも組み込まれていて、そのひとつの回答が、アダムとイブが食べたとされる知恵の木の実のほかに、エデンの園にあったとされる生命の樹で、そこには、唯物論宇宙への進化の道が示されていたのです。つまり、正しい人間の意識に、この生命の樹の情報が移行すれば、この地球と宇宙に張り巡らされたカバラ的結界が切れ、それによって、現行の唯物論宇宙も終焉に向かうということのようです。
いま、地球はこの段階に到っています。
残念ながら、いまの地球は表面上は、唯物論宇宙の特性である、科学技術のパワーによって、たとえば、人工知能といった現行人類の知を超える意識エネルギー体を生み出す方向に動いているように見えますが、その先にあるのは、六度目の滅びだといえるでしょう。それを克服するためには、ここにあるとされる唯物論宇宙を終わらせる必要があるのです。その唯一の道が、生命の樹のノウハウを知った人間の意識に宿るのです。

神紀二年(二千二十二年)五月十二日 積哲夫 記

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