あそび、むすび

“あそぶというのは、あらは(顕)れる、ということですから。
かみあそび、ことばあそびで、どうでしょうか?

……不敬、って、いわれませんかねぇ
それをタイトルに掲げるのはさすがにどうかと(名前負けしそう……)

物語も、言葉も、約束も。どれもあらわれては、最後には結ばれるもの、です。

ひそひそ、と、こんな会話から決まったタイトル。

そんな「誰か」との会話と、自分の何かを、つづるところ。”

No.58

「イコンメモリーあれこれ」

大阪セミナーで実験され、
東京セミナーを機に、まずは会員に向けて販売された、イコンメモリー。

以前からテストしていたが、家に持ち帰ったり、事務所に持ち込んだり、
コンピューターに差したり抜いたりすることで、いろいろと活用の幅が広いことが分かった。

コンピューターの中には、様々なデータが入っている。

以前から分かっていたことだが、電子データは、
物理的にはビットデータに変換されたただの記録にも関わらず、波動を記録する。

おとだま、ことだま、というように、音の記録と、映像による場所の記録は、
時空を超えてその場の波動を伝えていくようだ。

エンジニア的な知識をかじっている身からすると、その現象はまるで、
その日その時その空間という連続的な四次元空間にユニークな固有の座標点を打って、
それをとっかかりに波動のデータがどこかに存在しているかのような気分になる。
もしかするとそれは、連続した記録や物語の流れがあるとして、
そこに意識は直接アクセスできるという、一種のタイムスリップのようなものなのかもしれないが。

とはいえ、コンピューターの中に記録されたデータは、良いものばかりではなく、
特にメールやSNSに投稿されるような文章データは、様々な人の思いを蓄積している。

物質宇宙の主宰神として宇津神・モノヌシが活動を始めたとかいう、地獄の蓋もぱっかり開いていそうな昨今、そんな思いがしこたまため込まれた古いコンピューターを、サイバー空間で起動すると何が起きるのかというと。

――闇なエネルギー、大放出。

「うわぁぁぁ」と、顔をしかめたり、事務所で悲鳴が上がることになるのである。

イコンメモリーをコンピューターに差して、中に入っている波動シールの画像を出すと、イコンメモリーによって波動コンピューター化しているので、シールの波動が出る。

東京セミナーのあと、その波動と同じシールを頭に貼ると、人々がどういう反応を起こすのか、という実験のようなことをした。

お金シールを貼れば、どんどんその場は未来の経済を作るならこうしたらいいんじゃないか、という建設的なアイデア出し会議になり、darkmoneyのシールを貼れば、即座に今の経済や現状に対する不満ばかりが噴出する会議になった。

darkmoneyの波動は、居酒屋や職場などでサラリーマンのおじさんたちがぶちぶちとたれている不満と同じ空気、波動をしていた。いわゆるザ・現代資本主義社会の波動である。

波動はこれほどまでに、人の思考系や行動に影響を与えるのだ。

それならと、技術的に、フリーエネルギーなどの話になる。この技術は、波動的に使ってもよいような素性なのだろうか?
この話題で必ずといっていいほど出てくるニコラ・テスラの科学知識はどのような波動だったのか?

テスラ縦波やテスラ電磁波、と名付けられた波動シールを使うと、その波動が分かる。
だが、実際に出してみると、精神学で学ぶ基本の六種の波動に当てはめるなら、それは『霊』の重く暗いエリアに通ずる波動だった。『魔』……では、辛うじてないか。

そういえばあの人、オカルト主義の人とお知り合いだったか? と今更ながら思い出した。確かエレナ・ブラヴァッキーだったか。別にだから、こんな波動をしている、という訳ではないのだが。
当時は霊界とやり取りできるのか? 死んだ後の世界はどうなっているのか?という純粋な興味がアメリカのみならず世界的に探求された時代だったような気もする。
前後して、日本はその頃、明治維新以後から神々が次々に世に出てきて新興の宗教が始まり、怒りが伝えられた時代だった、とうろ覚えな日本史と精神学的な歴史の知識が頭の中で同居して主張している。

これはシンクロしているのか、なんなのか。

ただ、ニコラ・テスラが研究していた科学知識や技術は、精神界的には過去に、どこかで生じ、どこかで滅びた別の宇宙のデータ・技術だろう、という話らしい。波動がものや技術の素性や本質を語るのであれば、『霊』とは記録である以上、そうなのかもしれない。

まあ、歴史の話はさておき。

そういう実績を持つイコンメモリーなので。
「昔のパソコンがー!」とヘルプコールを受けた瞬間、デスクトップに差していたイコンメモリーのメモリースティックが必要になるであろうと直観し、引っこ抜いてバッグに収め、事務所へ直行。
ずもんずもんとえげつないごった混ぜの闇のエネルギーを発していた古いスリムデスクトップのUSBポートに、えい! と蓋をするような気分でイコンメモリーを差したのである。

するとぴたりとエネルギーの発生が止まった。

イコンメモリーにはサイバー空間を司る宇津神札のデータも入っている。多分その辺のおかげでコンピューターが一時的に清浄化しているのだろう。

さて、あとはどうやってこの面倒な事態を収めるか、だが。

精神学で言えば、コンピューターが起動してデータにアクセス可能になった=知るという光が当たるという条件が整ったということで、コンピューターに秘められていたデータの闇が波動として噴出している、という現象だと説明できる。
なら、バックアップを取った上で、このコンピューターのOSなどを上書きインストールすれば、一応通常の手段ではデータには直接アクセスできなくなる。
厳密には土に埋めてしまうような話で、完全になくなるわけではないのだが、とりあえず道を絶てば噴出は止まるだろう、と。予定されていたOSの上書きインストールを敢行した。

某窓な古いOSから、実験的にとUbuntuに入れ替えてみたのだが、そうすると確かに波動的な体感は楽なのだ。
イコンメモリーを引っこ抜くと、もとのデータの闇の噴出も止まっている。そして、OS自体から出てくるエネルギーも、さほどきついものではない。少しはあるが、あちらに比べれば一割に留まる、といったところか。

そういう意味では可能性の大きな業界であるのだが、有志の集まりと、巨大な資金力のある企業の開発部隊とでは、やれることも提供される機能の限界もある。

さて、この可能性が、どう花開くのか、というのは、時代の転換した結果を待たなければならないだろうが、少なくとも、精神学的には未来はこっちの方向に近いんだろう、という方針的な指標にはなった。

OSSに似た理念がこの先で役に立つだろう、という話になりそうだ。

ちなみに、音楽を聞くならどうか?と「sound」や「music」シールを表示してみたが、どうも聞いていると大して良くならず、波動が悪くて体が重い。
「会長」シールなら大体万能なので、音もそれなりに良くなるという、なんというか無難な発見をした。