Vol.800+19

地獄の場所

この二千二十二年の七月に入って、これまで、地球のマグマの中に置かれていた地獄という場が、シンレイカイに移ったとの情報が、私のもとに届いています。
これによって、地球は聖書の時代、または、最後の審判の前の時代というくびきから解放されたことになります。別ないい方をすると、人間のもとたるたましいの物語が終わり、これまで、地球に限定されていたたましいの物語が、宇宙に、さらには、宇宙外にと拡大されたということです。
この解放によって、現行人類の文明は、最後の時を迎えることになるはず、というのが、現時点での私の理解です。
これまでの二千数百年の地球の歴史を作ってきた、最大のエネルギー供給源は、実は恐怖心で、そのパワーの源泉は、ある意味で、地獄という場にあったともいえるのです。私が聖書の探究の旅に出た、はじめの頃に出会ったモーゼは、「何をしているのですか」の問いに、「地獄の番人」と答えました。
「最後の審判の時まで、この地獄の番人をしている」ということのようでしたが、ここに来て、その意味が理解できるようになりました。聖書の歴史が血塗られているのは、その物語の背後に、この地球の歴史ではないかもしれない、暗黒の宇宙にある滅びの記憶があり、この地上において、その続編が現実化した結果だったのです。このうんざりするほどの、暗黒の過去の再現ストーリーの一部に、今回の元首相暗殺もあり、その原因となった朝鮮半島の宗教カルトは、旧満州国の五族協和の言葉の魔力に、そのルーツを持つというのが、私が知らされていることです。そこには、当然、旧満州の人脈が、つくってきた戦後日本の闇があり、そのもとをつくったのは、何度もいうことですが、長州人脈の桂太郎が首相であった時に、大日本帝国が実行した、朝鮮併合があります。歴史とは、因果律の中にあるものなのです。こうした歴史を形成する精神界のエネルギー源は、聖書の時代においては、復讐という、人間の、または、神々の強烈な感情のパワーでした。そして、人間世界に、その感情のパワーを供給してきたのが、霊界にあった復讐への願望というものです。
いまの世界をマネーで支配しているヨーロッパのユダヤ人という民族は、いまも、自分達を抑圧し、殺した、各民族へ、この復讐権の行使を長年に渡って実行していると見れば、この近現代の歴史の本質が見えてくるはずです。その復讐権の行使を、否定することによって、聖書の神は、闇の王たる存在に勝利したということを、私は、すでに報告しています。つまり、これからの時空に、宇宙的な復讐権というものは、存在せず、裁きは、神や神々よりも上位な、天に委ねるべきだということを、この地球の各意識体には、伝達済だということです。
ここから、新しい地球の歴史がはじまることになるのです。そして、そのためには、これまで、地球上では、火山の下、マグマの中にその場があった地獄というところも、別の場に移される必要がありました。
それは、たぶん、シンレイカイというものを形成した存在にとっての最大の目的で、これによって、これまでの世界を支配してきた、宗教カルトの背後にあった悪魔崇拝の儀式によって、この世に供給されてきた欲望と恐怖をコントロールするエネルギーは、彼らのものではなくなります。これによって、この世界で、現在進行している、経済面でのバブル崩壊と、それに続く、戦争の危機においても、二十世紀に起きたような、闇の勝利となるような事態を何者かが作り出すことが不可能になるはずです。
日本のしくみを用意した存在は、最後の最後にどんでん返しが起きると、すでに予告しています。
いまの日本は、このままでは、円安で、世界に買われ、チャイナのバブル崩壊で大打撃を受けた後に残るのは、労働力として誰かに使われる日本人が多く住む国というものになってしまいます。つまり、天皇がいても、日本人がいても、誰か別の主人がいるような日本列島です。その時に、どんでん返しをする用意が、この精神学であり、波動に関する知識だということなのです。
気付いた人間から、次の時代の用意をはじめるべき時が、この二千二十二年なのです。すでに、その日ははじまりました。

神紀二年(二千二十二年)七月二十一日 積哲夫 記