Vol.672

光の音の癒し

この九月二十一日のセキ・ギャラリーのオープンにおいて、いろいろなことがあり、今回はその中でも、「光の音の癒し」というべきものについて報告します。
ひとつ目は、スマホで無線のヘッドホンを使って、いつも音楽を聞いている二十代前半の若者の報告。彼は、スマホ本体をイコンシールを使って、除霊した後、光のシールを貼って、自分でコマンドを入れて、その変化を確認しました。その後、ヘッドホンも、除霊し、光のシールによって、光化された音に驚いて帰ったのですが、その後、報告があり、音楽を聞いて、いつもあった頭痛が癒されていたというのです。
また、音響芸術と分野をひらいた、音羽想志朗のオーディオを当日、会場で聞いていた方からも、後日、あの音を聞いて、それまで、夜中に何度も身体の痛みで目覚めていたのが、その夜は朝までゆっくり熟睡できた、痛みもなかったという不思議な体験をした、という報告を受けました。
それらのことは、前にこの光文書でも報告した、プラズマを使った空気清浄機のお話しの延長上にあるものらしく、どうやら、光の宇宙につながるという物性の変化が生じたものは、この世で生きている人間に、ある種の癒しをもたらすものであることの証左であることを示しています。
これが、天が精神学協会に奇跡のイコンと私が呼んでいるものを授けた理由のようなのです。つまり、いま人間が生きている物質的世界の現実は、物語宇宙における精神的エネルギーの現実を反映したものに過ぎないということに気付くと、現代の世界がその法則性によって支配されている科学や技術の前提条件も変化するかも知れない、という出発点に到るわけです。
その発想に到る根拠を、奇跡のイコンは示しているのです。これによって、私が死んだ後も、精神学協会は、地球上に存在し続ける根拠が与えられたと、すくなくとも私は考えています。なぜかというと、これまでの精神学協会の歩みのなかで、天から与えられた、たとえばおふだというものは、二千二十二年までという期限付きで、私につくる能力が附与されたものであったからでした。このままだと、私の後継者というものが現われて、同じ能力を与えられるという、かつての宗教的な知の伝承システムを使わないと、精神学協会に与えられた神性の証明はなくなるという可能性があったのです。
ところが、今回のことで、精神界と私の物語のステージが劇的に変化しました。
奇跡のイコンは、そのままでは、単に印刷されたシールです。真似して、つくろうとする悪意あるものが偽物をつくっても、普通の人間に区別はできないでしょう。ところが、使ってみれば、偽物がはたらくことはありません。
これこそが契約なのです。
多くの人間が神と呼ぶ存在と、人間との間には契約が存在し、その物語が、この時空を規定しています。
それを卒業するタイミングが、いまという時代なのだということです。
聖書という書は、一神教文明における神話にほかなりません。文明における神話とは、その文明圏に生きている人間が学ぼうが、学ばざろうが関係なく、その時代に生きている人間のたましいの根底に書き込まれたデータであるというのが、私の知らされているところです。いまの世界で進行しているのは、この神との契約という神話を、無神論という教育で人間の意識活動から排除しようとする、アンチ・キリストまたは悪魔的な信仰を持つ人間グループによる、地球全体の乗っ取りプロジェクトといってもよいものです。それが表面上は、アメリカ合衆国をマネーの仕組みで乗っ取ったものたちと、その人間グループが無神論的世界を拡大させるために育ててきた共産主義者が所有する中華帝国との覇権争いの現象となっていますが、欲と欲の衝突として、宇宙空間もサイバー空間も、という物質万能主義者たちにとっての地球の所有権をめぐる戦争にまで発展しつつあります。この先にあるのは、精神界のデータでいうなら、審判なので、どちらの陣営も物質的宇宙の支配者となることなく崩壊していくことになります。それが、これからはじまる五Gという情報通信の時代の到達点です。その時代に、人間精神が健全であるために、きっとイコンシールには癒し効果が与えられているのです。

二千十九年九月二十六日 積哲夫 記