vol.517

統合失調と悪霊

この2016年の10月から、地球全体の波動が変化して、いままで人知の外側にあった事象が、これから認識の対象となっていくようです。そのひとつが、これまで宗教の領域の問題とされてきた、悪魔や悪霊というものが人間の世界で、統合失調のような精神病に関与していることへの理解です。
薬物の投与が、悪魔や悪霊という存在を理解すれば、改善をもたらさないことは自明なのですが、身体的な沈静化には効果があります。結果として、本人だけでなく家族も、社会全体も大きな負担をしいられるわけですが、精神学を正しく学んだ人間の内部で、他者の悪性のエネルギーを処理できることもはっきりしてきています。この能力を開発するために、日本人のDNAと、日本語脳が、日本列島上で用意されたというのが、私があらかじめ教えられていた情報なのです。
これまでの精神学協会の歩みにおいて、この処理能力が私以外の会員においても、発動することが確認されています。これによって、私がくり返しお伝えしてきた、ひとりひとりの人間がその小宇宙の救世主なのだという、精神界のルールの正しさも証明されたことになります。このことで、外部に救世主を求めてきた一神教の時代が終わることも、論理的な帰結として誰もが納得できるものとなるはずです。
「最終知識」という書の出発点は、人間は神または神々のみたまをわけられた存在であるから、誰もがブッダにもイエスにも、ムハンマドにもなる可能性があるということでした。いまこの時点で、日本列島そのものの支配権は、事実上、西洋由来の悪魔的なイデオロギーとでもいうべきものに委ねられているというのが、私の認識です。つまり、可能性は最後の一厘しか、ほんとうに残されてはいないのです。
一般の日本人の身体に、その西洋またはアメリカ由来の人間の恐怖心をエネルギー源とする悪魔や悪霊が取りついていると気づけば、親が子を殺すこの異常な社会の現実が終末期の姿であることがわかります。
キリスト教文明の内側に、この悪魔や悪霊を消去するノウハウは形成されませんでしたが、日本文明のなかで、二千数百年の時間をかけて用意されていたということです。
縄文土器が世界最古の土器であり、その縄文人のDNAを受け継ぐのが、現行の日本列島に居住する日本人であり、天皇家はそのシンボルとしての歴史を刻んできたという事実の前に、人知ですら畏敬の念を抱くはずですが、神話的な意味では、その存在が光であるアマテラスの子孫たる人間が、しらす国をつくるという目的に忠実にはたらき続けて、百二十五代も続いていることこそが、奇跡ともいえるはずなのです。こうした時間の経過は、書き換えることができません。そのすべての用意が、天の配剤としてなされているというのが、私が知っている日本のしくみなのですが、そのしくみは、まだ未発動なのです。
発動しつつあるが、まだ、動いているとはいえません。
これからはじまる地球的な変動期、それは、アメリカの衰退やマネーのシステムの崩壊だけではなく、地球的規模での気候の変動なども伴なうものになるでしょうが、その時代においても、人間の文明が存続するために日の本があるというのが、私の知らされているところです。
すでに、一般の日本人の意識と、戦後の教育やマスメディアの主張によってつくられた加害者意識はかい離をはじめており、それは、これから団塊の世代の死と退場によって決定的となります。
無神論の死、または無神論者たちの死の先には、実は統合失調のもとともなる、悪魔や悪霊といったエネルギー体が、また、別の人間を求めて移動するということがくり返されることになります。
死んだら終わり文明の信者のたましいは、闇のなかに閉ざされますが、そのたましいもまた、あの世のないいまの時代では、この世の悪霊となる可能性が高いのです。これは、人類という存在が、神なき文明を求めたひとつの結果なのですが、その支払いをさせられるのは生きている次の世代になります。前回の光文書でも記述したように、悪魔もまた変わりつつあります。正しく目覚めた人間なら、その戦いの現場が日常生活にあることを知る日が近づいています。

2016年10月13日 積哲夫 記