Vol.624

一厘の真相

このクニに伝わってきた最後の一厘の仕組みの真相といえるものについて、いよいよ、私が語ってもよいタイミングがきたようです。実は、この十月二十一日の東京へ向かう飛行機から快晴の富士山を見て、そこに、かつてつながれていた光の宇宙船とでもいうべき、神々のイワフネが、いまはないことを確認したのです。
それは、最後の一厘が成就したことで、いままで、このクニで生きてはたらいてきた人間のたましいのなかから、神界というか、光の領域に引き上げられるべきものたちが復活させられて、役割を終えた神々のかわりに、ほんとうの歴史の証言者であると同時に、このクニの結界を守るべき存在として、新しい神社結界に配されつつあるということの証左でもあります。
私の知るところでは、「最終知識」に記されているほとんどの神格は、その役割を終えて、去るべきところへ去っています。わかりやすくいうと、たとえば、いまの伊勢神宮にたっている光の柱の主たる存在は、「最終知識」の後に立つべき存在と、私には認識されています。「最終知識」が世に出る前の存在とは違うといってよいのです。
吉田松陰が復活した、または、神界に座を与えられたという報告をしたときに、松陰先生がすでに、「最終知識」を読んでおられ、この光文書も知っているということを詳しく説明すべきだったのですが、かつての日本神界の情報をすべて引き継いだ、いまある神界には、「最終知識」と精神学の知が、光のデータとして、すべて上げられています。つまり、私がこの世の側にお伝えしてきたことは、その光の領域に存在しているのです。
そして、これからの地上で人間界とのコンタクトをする神格は、その知識をすでに与えられているのです。
たぶん、これが神界における最後の一厘の成就ということです。もっとはっきりいうと、神々が人間を学び終えられた、といっていいのでしょう。はじめにあった約束をはたすために、長い時間をかけて、人間を、または、自分を、正しく学ぶ必要があり、それを達成したものたちだけが、再び神界に上り、役割を担うのです。
いまある日本の神社に宿っている神格は、その新世代の神格というものだと考えてみてください。とすると、その新しい神格を持つものの「わけみたま」として、これからの世に生まれてくる日本人は、いま生きている世代とは、違い、正しい日本の歴史を知っているものたちということになるのです。
これが、神の仕組みです。
知れば知るほど、途方もなさ過ぎて、人知でつくり出せる物語ではないことに気付くはずです。
いまの地球は、この日本の仕組みを置いた神たる存在を殺して、封印したと信じる、かつて神界に座を有していたであろう意識体とそれをあがめる人間グループの支配下にあります。
彼らの目的は、自分たちの生存圏としての地球を保持し続けることであり、そのためにマネーによる支配システムを完成させたのですが、そのシステムそのものが人間世界の知によって、崩壊する危機にあります。
いま起きている、アメリカと中国の戦いも含め、人間は神に近づきたいグループと神を否定するグループのふたつに分れることで、聖書の約束の成就に到るのだと考えてください。
すると、いま起きていることは、最後の審判、そのものであることがわかるはずなのです。もちろん、人間世界は、そうした精神界の投影だけでなく、さまざまな人間の欲によって、変動する場ですが、大局において、この流れは変わりません。
この世界のなかで、こうした一神教の最後の動きを知識として与えられているのは、日本だけなのです。それが、日本に置かれた最後の一厘の仕組みです。約束されているように、最後の最後に起きるドンデン返しは、このように準備されています。
私が知らされている、もうひとつの最後の一厘の仕組みは、いま神界に引き上げられている日本人の物語の延長上にあるものです。
それは、これからの日本ではじまる精神界の変動の結果、一厘という比率で、日本人のなかから、生きて正しくはたらくことで、神界に座を与えられる人間が誕生することになるらしい、ということです。
千人に一人です。千人に一人が、神々の座に到るというのが、日本に置かれたプログラムなのです。その出発点が、百二十五代で完成した「おおみこころ」であり、そのこころを共有する「おおみたから」は、たましいのプログラム通りにはたらけば、光の世界に到れるという契約がすでになされていると、考えてみてください。いま、日本人として生まれているということの素晴らしさがわかるはずです。

二千十八年十月二十五日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代Vol.18】 

脳のメルトダウン

2006年1月19日に、強い調子の<みおや>さまの歌に続いて、同行者に次のような言葉が届きました。

「脳」の秘密に関しては、
同行者を実験台として、
やがて、多くのことが
明らかにされるであろう。
<魔王>

<魔王>とはいうまでもなく、「最終知識」に記されている同行者の脳を使ったプログラムを用意した存在です。<みおや>さまの歌には、今回から同行者の解説がつくようになりましたが、そこにある人間に対する審判のシステムと、この<魔王>のメッセージは、私が伝えてきたとおり、人間の脳とこころで審判は起きることを、精神界の側からもはっきりと宣言したものです。
人間の脳は、いまの科学でも、石器時代に言葉の獲得によって、爆発的な進化をとげたとされています。そして、それはネアンデルタール人よりも脳の容量が少なかったとされる現生人類の脳で生じたのです。科学は、ニューロンのつながり方に劇的な変化が生じたと説明します。
「最終知識」を読んでみてください。そこには、<魔王>が同行者の脳の回路を、いくたびもつくり変えたことが、書かれています。神という存在は、人間の脳の回路をつくることも、破壊することもできるのです。
言葉によって進化した人間の脳は、神という意識体をモデルにしていると、私はいい続けています。神を考えることのなくなった脳は、進化を止めるのです。
いま、人間は神、あるいは精神界を意識上から排除して生活しながら、必死で脳を研究し、脳を活性化するいろいろな方法をビジネス化しています。
日本人が思考停止になって十数年、目を覆うばかりの知性の低下が続いていることに気づいている人すら、少数でしょう。
いま進行中なのは、日本人の脳のメルトダウンなのです。脳をよくすると称するドリルやゲームなどで、これを食い止めることなどできるはずもないのですが…。

2006年2月20日 積哲夫 記

※特別追加

2月22日の夜に、精神界の動きと、人間のかたくなな意識をつくっている脳の秘密についての情報が、同行者によって届けられました。
その全文が、きょうの<みことふみ>です。その前日には、<ひつくのかみ>も精神界のことを伝えていますが、22日夜と23日朝に、私のもとを聖母マリアと大天使ミカエルが訪れました。これからのアメリカについての予告を預けられていますが、いまは発表の時期ではありません。いずれ、あきらかになるでしょう。

2006年2月23日 積 哲夫記