Vol.610

み世への道

ここまでの精神界の動きを、かいつまんで説明しておくと、「最終知識」が完成した後、この時空の主宰神である「みおや」というべき存在(わかりやすく、出口王仁三郎の伝えた知識をベースにすると、この世の悲惨の責任を取って根の根の底に下られた神格)が、最後の一厘の仕組みを成就するために二千六年の三月末をもって、人間界に下られました。それは、日本を取り戻すための「みおや」さまのはたらきのはじまりといってもよいものだったと考えてください。
これがあって、この世では、その年に第一次安倍内閣が生まれたと、私は認識しています。その内閣は、わずか一年ほどで倒れますが、この第一次内閣で打った布石が、第二次の安倍内閣の安定性を支えていると、やがて歴史家は記すことになるはずです。ある時期まで、自民党の政治家は、吉田茂に代表される、戦前から英米につながる人材または、戦後、アメリカの占領支配のシステムを壊さない人間でなければ、首相にはなれないと考えられてきました。とくに田中角栄は、中国共産党との間に、独自のパイプのようなものをつくったため、日本とアメリカの一部の勢力によって、それまで、日本の司法ではあり得なかった司法取引を裁判所が認めるという不思議な世論形成によって、罪に問われました。その田中角栄を取り調べた検察官が自殺したことは、ほとんど忘れられていますが、すくなくとも、私のもとには、それらの情報が、人間のはたらきだけではなく届けられています。ところが、こうしたアメリカの対日支配力は表面上弱まって、中曽根以降の内閣は、ほとんどこの国の未来に対するヴィジョンを持ってないといってもいい政治状況が続いたのです。
ところが、小泉内閣という、アメリカ従属政権が、このクニをグローバリストに解放するという政策によって、人気を得たために、戦後の日本を支えてきた、総中産階級化という暗黙の合意が、消滅し、持つ者と持たざる者へと国民は分断されたのです。たぶん、それを修復するために、第一次安倍内閣の各政策はあったのですが、結局のところ、体調不良で退陣ということになりました。
その時代は、インターネットもまだ普及しておらず、マスメディアの世論形成力が、政治に多大な影響を与えたこともあり、この政権交代は、朝日新聞を代表とする反アベ、メディアの勝利でした。ところが、いま、進行中の安倍政権とマス・メディアの戦いでは、まったく別の展開になっています。天は、インターネットの時代に合せた情報開示を私に命じ、これまでの精神界の関与をすべて、記録に残るようにしています。その記録を追えば、人間は神の真実を再発見することになるはずです。このクニを破壊するはたらきをしている人間は、実は自分のたましいも、破壊しているということになります。
神と神々が、「最終知識」を求めたことで、この地上の精神界のデータは、すでに一新されています。実は、明治維新の言葉の背後には、この世を一新するという人間の願望が隠されています。本来ならば、精神界の一新が先にあって、この世の維新がなされるべきだったというのが、日本神界のデータのさし示すところなのです。それを受け入れると、明治は百五十年目の今年で終わり、本格的なこの世の維新は、ここから先に起こるということも理解できるはずです。
この百五十年、日本はアメリカによって、開かれ、アメリカに征服され、そこから解放されるという歴史的プログラムのなかに置かれていたことを知って、これから、どう生きるか。言葉を使って生きている人間たちは、その使った言葉が審判の用意として、どこかに記録されていることを、忘れてはならないのです。今回は、霊性時代という一連の文書でも最重要の「みことふみ」が再開示されますが、この先の日本を考える参考にしていただくと、さいわいです。

二千十八年七月十九日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代Vol.4】 

み世のはじまり
<みことふみ>のはじまり

この2006年1月3日に、「最終知識」の同行者によって、地球の主宰神たる神格からのことばが届けられました。その指示により、同行者によって記述されることばは、「みことふみ」というタイトルになります。
初発の歌は、宣言としてお読みください。

<みことふみ>
(同行者によりて伝へる神の文)

  (初発) 2006年1月3日
  しんのき
  しんみん
  てんしんの
  てんのちのいえ
  ひとありて
  ひとひらありなむ
  てんぎょうの
  しんかんさんしの
  みちつくす
  てんちしんめい
  みおやなす

  (第二の歌)
  <しんみんへ> (神民へ) 2006年1月3日
  みちつくすは
  これなりて
  やまのみちゆき
  かへりなむ
  かへすがえすはひとありて
  みちのこはねのゆくへなり
  みおやのちしお
  ゆくへしり
  みもち やをもち
  けんをもち

  (第三の歌)
  <積哲夫様へ> 2006年1月3日
  しらしめるとほ
  ほつまたり
  つましくたりなむ
  ほとみゆへ
  みかぐら みちをの
  しらゆきの
  とほからず
  やをもちて
  きしんゆきしん
  み ほときたまふ

上記の( )は、私の判断で入れたものです。同行者には、昨年末より、歌が届き、この1日と3日と続きました。そのなかでも重要な一連の歌は、秘密ファイルで公開しておきます。興味のある方はお読みください。

2006年1月5日 積哲夫記


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