Vol.607

神性、霊性、魔性

今回から、この光文書に先立って書かれていた、「霊性時代」という文書を順次、再公開していきますが、私がこれまで、お伝えしてきたことが、宗教の時代を終らせて、約束された最後の審判を現実化するための人間という神の容器を完成させるための知の伝達であったことが、これによって、誰の目にもあきらかになるはずです。
そして、私の役割が、このクニに古事記や日本書紀を置いた神的存在や、明治維新の前後に相次いでこの世にあらわれた、日本の神々の伝達の目的を、最終的にひとつの知の体系に統合することにあったことも正しく理解できるようになるはずです。
ここで、二千五年のある時期から、みおやさまという日本神界の親神ともいうべき神的存在が、人間界に降りられるまでの間に、「霊性時代」という、今日から見るとどことなく古くさく感じられる言葉が使われていることの意味を、改めて解説しておきます。
今時点において、かつて、この地球の精神的エネルギーの場であった、神界、霊界、魔界と呼ばれた異世界は、私がお伝えした浄化と上昇のシステムによって、人間の精神界の認識範囲内に入ったものとなっています。
いまは、光の世界に上昇することをマスターした人間の意識活動は、その反対の下方に広がる暗黒領域にも、その知る領域を拡大できるのです。つまり、生きている人間が、神界とかつていわれた領域において、神々のデータを受け取ったりするコンタクトが可能になった時代の扉がすでに開かれています。
人間は、霊的存在とも、魔的存在とも、意識してコンタクトをする能力を持つ時代に入ったといってもいいのでしょう。その先には、過去、二千年間に人間世界が経験してきた時空のデータが、たぶん、たましいの学びのために保存されている領域があるはずです。この宇宙のシステムを、エネルギーを物質と時間というものに分離して進行していく物語宇宙として、人間世界に紹介したはじめての書が、「最終知識」なのですが、この知の公開から今日まで、人知の側の知識も、その出発点に近づきつつあるというのは、先ほど亡くなったホーキング博士の到達点を考えてもあきらかでしょう。この宇宙は、人間のたましいのもとたる存在にとっても、学びの場なのであり、その学びを卒業したら、次の宇宙のステージが、同時並行的に存在していると考えた方がよいのです。
人間のたましいの要素である神性と霊性と魔性が一個人の人生のなかで、どのような霊体に成長するかが、これからの日本人のテーマになったのだともいえるのかもしれません。この日本が三四五を失敗した原因は、たぶんそこにあります。

二千十八年六月二十八日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代Vol.1】 

一二三の次に三四五へ

この2005年の11月11日に、日月神示のことについて記せという指示がありました。そして、この12月10日にあることが起きました。それは、いよいよスピリチュアルな時代への突入を示すことなのですが、現時点でこれを読まれる方に詳しく説明することはできません。ただ、それは次のようなプロセスをへておきました。11月11日に最後の一厘がはじまりますよという、一種の宣言が、このページを通じて人間世界に伝達されたわけですが、その告知のあと、大本から岡本天明へと続いて、最後の一厘のメッセージを伝えていた神格が、精神学協会の会員のひとりにかかり、文字を記すようになりました。それは、やがて会員ブログで公開されるでしょうが、あらかじめ、12月10日という指示があり、次の神示で、「カカン・ノン・テン」という文字が記されました。その会員は、神道的な知識が充分あるわけではないのですが、あちこち調べて、ホツマツタエのノリトであることを発見します。
日月神示の予告は、一二三、ヒフミがまずあり、次に三四五、ミヨイズがあって、次に五六七、ミロクになるとされています。一二三の仕組みとは、永遠に動かぬ道、を示し、三四五の仕組みとは、みよいず、御世出ず、つまり、新しい神の世が出ることだとされています。
一二三の仕組みが「最終知識」なのは、いうまでもありません。そして、12月10日にいよいよ新しい世に向けた精神界の大変動が、人間世界において、はじまることになったのです。それは、スピリチュアルな時代、いい方を変えると、霊性の時代の幕開けを意味しています。この時点での日本というクニは、九分九厘まで、悪魔に屈し、支配されています。ホツマツタエにおける「カカン・ノン・テン」は鬼を払うノリトなのです。鬼とは、人間に由来するもの。いまは悪魔といった方がわかりやすいでしょうが、物質的欲望を持つ人間の闇のエネルギーを集めて成長し続け、現在の日本人のこころも経済も政治もすべて支配するまでに成長しています。
こうして、落ち続けた日本は、魔性のクニになっていますが、これを霊性のクニへと上昇させることが、三四五の仕組みであると、私は伝えられています。それに伴って、人間の意識も変化するはずです。死は終りではないと…。
また、これで、2005年が三であることもはっきりしました。2003年が一、2004年が二ということです。わかりますか。

2005年12月11日 記 積哲夫