屋上緑化にサツマイモ

今年は、野菜作り教室で、雨の合間をぬってサツマイモの収穫をした。
うねにあるつるをカマで刈り取り、茎がちょんちょんと出ている辺りを軍手で掘り出した。
そういう場合、ゴム製の手袋をした方が、ついた泥をサッと洗えるので楽だと教えられた。
お百姓さんは、百も承知だろうが、私は芋掘り経験3回目だった。
茎の周りに芋が集中していて、それ以外には成らない。
つるが途中で、土について根が張らないように、一度だけ葉っぱ全体をひっくり返す作業もするそうだが・・・。

それなら、真夏の真っ盛り、屋上にサツマイモを植えればいいと思った。
屋上全面に土を張らなくていい。
何ヶ所かに土の10キロぐらいの袋を立てて置き、固定し、芋のつるを挿しておく。
サツマイモは、あまり水をやらなくていいし、塩分のある砂地でも育つらしい。
焼けるコンクリートの上では、一本だけだと炎天下で負けるかも知れないけど、仲間がいれば頑張れると思う。
おおい尽くせば負けないと思う。
真夏の太陽をいっぱいに浴びて、つるが伸び放題に伸びると思う。
その生命力のたくましさは、畑じゃあ狭すぎると思う程だから。

屋上を緑化すると、室内の温度は、10度下がると聞いたことがある。
秋には獲り入れ、一週間ぐらい干して置くと、甘さが増す。
そして、つるは、キンピラに料理できるそうだ。
「弟の大好物で、コリコリして美味しい」と若い女の子が言っていたので、びっくりした。
「戦争中は、芋のつるまで食べた」と、お年よりから聞いたことがあって、まずいのかと思っていたのだ。
あとは、大量のつるを山積みにして、乾かしてから焼くらしい。
茎は、硬そうだったので、少々葉っぱの付け根の柔らかそうなのを貰って、油で炒めて塩コショーで味つけをした。
「これ、サツマイモの茎のキンピラ」
と、旦那に言ったら、全部食べていた。

こちらでは、オキナワアサガオが11月でも、昼でも咲いている。
そのたくましさは、木の葉っぱの上に伸び、まるでその木の花のように、青い花が咲いている。
川原のススキをおおう程、たくましい。

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