丹精 5

週二回カレンダーの予定表にそって母のそばへいく。
聖別されたお塩を溶かした水で
母のいる部屋を床拭きをするようになって三週間たつ。
そして自分を名乗る
私は精神学協会の会員。そして祈る。
私を使ってください。
連絡ノートの中の文字がだんだん平穏になっていることに気がついた。
きょう。そら:へ行った。
夫がoffだったので帰りのころに部屋に来てもらった。
「あら~~~~」と母が声を出した。
「えへへ、、」と夫はぴょこんと頭をさげた。
母にバイバイした。
うちへついたら眠くて眠くて、、、
そして晩御飯の準備にと起き上がるとき
あ、っ
とおもった。
私は恥ずかしいことをいままで恥ずかしいとおもっていなかった。恥ずべきことを悔しむこととしてキャッチしていた。
そして
ハラッ、とのれんが落ちた。三女というのれん。
特権意識のほこり(誇り、埃)にまみれたのれん。
三女として生育家庭に生れ落ちたときから
私は怒ってばかりだった。からだがギリギリヘトヘトになるまで怒ってきた。
三女の人生ここに終わる。

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