きょうは半年に一回の
おおきな設備の整った病院へ
母が検査を受ける日だった

三人の娘としてそれぞれ
できることをうけおいながら分担して
ぶじ検査が終わった
担当医から
・脳の切れた血管の先からあらたに血管がのびています
と
さらーっと聞かされたがすごいことだとおもった
姉たちと顔を見合わせ
よかったねーと言った
エキスパート姉は担当医に
・日ごろ実行していることが功を奏したんでしょうかねー
と言っていた
つぎの半年後の予約を入れてもらってそのあと
病院の食堂で母と三人　お昼をした

きょう朝　病院へ向かう準備をしているとき
とうとつに
亡き父が見守ってくれている
とおもった
そして

すべてすべてここまで不幸を貫いてきたから
折り返し地点だよ
とイメージができた

ここのうちの北側隣接巨大客船のような建物から
逃れられない場所
で　猫ちゃんたちの幸せを願うんだー
と何かしら無理に理屈を合わせようとしていたところから
ベリっと
ガムテープを剥がされたようなイメージにつながった

猫ちゃんたちの出現は
折り返し地点の合図
幸せ人生スタートの合図

合図を受けた
という決着の責任を自分に課した

不幸を突き抜けたこそ合図はやってきてくれたんだー