義母の口癖の
「養老院へ入るだ」の
長期入所が決まって
最後の4日間をいっしょに過ごした。
旦那は、本当に親孝行で情が深い。
思えば、私の去年の3週間の合宿の時に入れられて、
結果的に最悪の状態を助けて貰った。
まさかと思っていた
「つっかえ棒をいっぱいジャングルみたいに立てている家もあります」
っていうケアマネージャーに爆笑して
何か月かして
その助言を試してみた。
それで本人が望む通りにいつでも伝え歩きができたのだ。
市に頼んで
レンタルの介助器具を引き取ってもらった。
天井までのつっかえ棒が4本
立ち上がる時の衝立が一つ
歩行平行バーが台所を斜めに横切っていた。
義母はこれに掴まりながら
必死にトイレに移動していた。
部屋の中のポータブルを使わず
楽な方を選ばず
初めて出会うタイプの
頑張り屋さんだった。
学ぶところも多かった。
そして
買い取りの
ポータブルトイレが残った。