Vol.800+30+37

自民党の終わりと戦後マネーの終わり

この六月のある日、日本の大地の怒りが向いている対象が、戦後日本人が染まったアメリカ型のマネーへの従属だということがはっきりしたので、今回はその報告と、LGBT法案というものを成立させた国会の中心であった自由民主党が、ある作家の言葉で死んだと表現されたことの精神界の見方をお伝えすることにします。
日本列島が、いま、その上に乗って生活している、多くの日本人を嫌っているということに、まだ、ほとんどの人間が気付いていませんが、これから、そのことが普通の人間の意識上に上るような事象が増加することになるはずです。そのひとつが天変地異です。もうひとつが、自民党が推し進めている移民による、日本人の日常生活の破壊です。日本人は、日本文化によって意識が公民化していますが、その他の文化圏の人間は、そうではありません。世界共通の価値観を押し付ける人間グループ存在が、この文明の衝突の背後に見えてくるのには、まだ、しばらくの時間が必要でしょうが、その正体を発見して、多くの人間が覚醒するのか、彼らが企画している人類の奴隷化が成功するかの実験の最先端が、日本国ということになった象徴が、今回のLGBT法案なのです。
現在のアメリカの政権は民主党のものであり、この民主党の政策は、一般にグローバリストと呼ばれる人間グループのものです。
この人間グループが、いまの世界を事実上支配しているマネーシステムの管理者であり、その背後にある超自然的な力は、一般に悪魔教と呼ばれるものに由来していることは、精神界では常識でした。ところが、この背後にあった超自然的な力の源泉にいた金利の神と呼ばれる存在が、地球上から消えてしまったため、マネーシステムは急激に、その力を失っています。この状況を打破するために、人間のグループは、人類の支配システムの完成を急ぐことになり、その先端技術を担っているのが、共産党の中国なのです。

ジョージ・オーウェルの小説そのままの監視社会を実現したテクノロジーを提供したのは、アメリカのIT企業群でしたし、その株主は、グローバリストとして知られる金融資本家たちです。そこには、企図された何かが作用していると考えるべきなのです。この世界の作り変えの実験場として、いま、急速に浮上したのが日本列島です。
理由は、日本支配の完成が、彼らの世界作りの完成だからです。そこには、敗戦後、ずっと続いてきた、彼らのマネーに従属する人間作りが完成に近づいたということもあるようなのです。その役割を一貫して担ってきたのが、自民党という政党で、安倍晋三元首相の暗殺後、その実体がアメリカ従属党であることが明らかになりました。それらの実体を、死後の元首相の意識体はよく見極めて、転生するという意志決定をしたのだと考えられます。そのことを考えると、いまの日本は、今年か来年、生まれる元首相の転生者が、政治家になるまでの期間、二十五年から三十年は、何らかの力で守られるはずということになります。
これは、ほとんど黒船来航と同じインパクトが、今回のLGBT法案を可決した日本の国会に与えられたと考えるべきなのです。自民党は、江戸幕府と同じ立場となり、その役割の終わりが見えてきました。そして、重要なのは、次の政治勢力は、西欧のイデオロギー由来の政党にはなり得ないということが、日本列島に仕組まれたプログラムにあるということです。
精神界から見て、現行の日本人が、ガイコクのマネーの前に何も考えられない状況に陥っていることこそが怒りの対象なのです。そのマネーのシステムは、これから中国でアメリカで、ヨーロッパで、というように崩壊していくことになっています。
その崩壊前に、日本列島が支配されるのか、その崩壊後の世界に、日本列島が光を送る存在になれるのかの戦いが、これから、日本人の意識上ではじまるのです。
光の経済に進もうとする人間は、普通の人間の闇のマネーの思いから形成されたダークマネーの破壊的なエネルギーに晒されることになります。理想に近づく道では、疑心暗鬼と否定的感情という他者のマイナスのエネルギーを浄化しつつ歩むという、強靭な精神こそが必要なのです。闇のマネーが崩壊する中で、光のマネーを得る道が、ここにあることを知る人間が増えれば、そこから、次の世界が開かれるのです。自民党の終わりと戦後マネーの終わりが、この六月にはじまったことに、日本の希望があるのです。

神紀三年(二千二十三年)六月二十二日 積哲夫 記