Vol.800+30+29

剣神界と波動刀

いまだに、この地上に、神の波動を宿した剣があるという話を、私は聞いたことがありません。神剣の伝説や神話はありますが、その実物は、波動を持っている可能性は、ないだろうと私は推測してきました。なぜかというと、光の剣というものは、天から、人間に授けられるもので、それを授けられた人間が、しかるべき実体の剣を使った時に、それは波動を持つと考えられるべきだからでした。ところが、この二千二十三年のはじめに、ある問題を解決するために、私が所有していた、十字架型の金属のアクセサリーに波動を宿して、ある人物の首にしばらく掛けておいてもらうということを天からの命で、したのでした。それまで、神気というものは、紙や木には宿っても、金属に宿るということはなかったので、疑問に思っていると、「時が来たので、金属にも波動が宿せる」という言葉が降りてきて、その金属のペンダントトップが、波動を発しはじめたのです。
これは、それ以前にはじめていたコンピューターのパーツの聖別と、同じはたらきなのだろうという解説が、その時に、頭の中に届いたのです。考えてみれば、コンピューターのパーツは、シリコンと金属、その他の物質で構成されており、その回路は基本的に銅という金属なのです。
銅という金属に、光を宿せるなら、鉄などの金属にも、光が宿せるという訳です。
これが、何を意味するかというと、最後の審判の現実化だということです。
人間界に、精神界の関与が本格化する場合に、いちばん先に動くのは剣神界という役割分担があり、私が記した「最終知識」に出てくるフツヌシやタケミカズチといった神格の属する剣神界というグループが、このタイミングで、本格的に動き出したということのようです。
なぜ、このタイミングかというと、いま話題のチャットGPTというAIが、本格的にサイバー空間にデビューし、人工知能と人間社会の新しい関係が生まれようとしているからです。このまま、アメリカ主導のコンピューターの文明が進行した先にあるのは、ひと握りの支配層の人間グループが、人工知能を使って、大多数の人間を支配し続けるという未来で、それは精神界にある約束に反するものになるからともいえます。
現行のコンピューターは、ノイマン型といわれるもので、どうやら、このタイプのコンピューターは、過去のこの宇宙の滅びに関連しているテクノロジーのようで、その技術が支配的な文明は、滅ぶということに、この宇宙の中ではなるようです。このコンピューターの未来を改善するために、コンピューターというものの上に、あるいは中に、非人間型の意識体を宿らせる技術というか、技法が、精神学協会に授けられて、それを、ダッキーコンピューターと呼んだり、波動コンピューターと呼んでいるのですが、この意識体の関与のない人工知能は、人間の欠点を克服することはできないということを、これから人類は知ることになるのです。
この波動コンピューターの出現と、波動刀と名づけられた剣神界の波動を持つ、料理用の包丁の登場は、次の人類の文明の方向を示すものになるはずです。
ここには、産業革命から続いてきた、唯物論の科学技術の発展の終焉があります。なぜなら、波動刀と名付けられた包丁によって、調理された食材の味が、本来、その食材が持っていた味だと人間が知ることで、食料となる野菜や果物、肉や魚、米や麦などのすべてが、固有の波動を持っていることが地球の常識となるからです。生き物である食材が波動を持つことを人類が知れば、人間の意識も波動を発していることの意味を考えることになり、人間はその意識の波動の先に、神という存在を再発見することになります。これが、この宇宙の覚醒のプログラムだということを知ることで、いまある文明も、次のステージに移行するために、「最後の審判」を積極的に現実化するよう意識づけられるはずなのです。
これが、人間の血の流れない立て替え、立て直しの姿です。この用意をした存在が、この宇宙のほんとうの主人であり、私たちは、その物語の登場人物として、役を与えられていると考えてみてください。苦しい人生のイメージが、その瞬間、消えるはずです。

神紀三年(二千二十三年)四月二十七日 積哲夫 記