Vol.800+17

三十年の眠りから

「日本人は救世主」というシンショが世に出たので、そろそろある秘密を書いてもいいタイミングが来たようです。
「最終知識」という書が記述している、私の覚醒は、千九百九十一年ということになっています。そこに、ほとんどの人間は、日本の歩みを重ねて見ないという不思議な現象があるのですが、その頃から、日本国は経済成長を停めたのです。
その理由は簡単で、日本の仕組みの発動というものは、明治からの西洋文明を受け入れるための経済の仕組みも、停止させるものだったからです。その結果、一時はアメリカに迫った日本の経済規模は、成長を停止し、その他の国家はどんどん成長し、国民の所得も増加しない三十年というものになりました。日本人の意識が、正しく覚醒しないと、もはや成長軌道に戻ることすらないでしょう。それが、私がお伝えしている「しくみ」というものです。
その正しい覚醒とは何かについて、私が知っていることを、今回はお伝えしておきます。
たぶん、その内容は、いまの日本で快適に生活している人間にとっては、悲劇というものです。なぜなら、敗戦後の利得者が、明治維新の利得者が千九百四十五年を機に消えたように、いま進行中の日本の覚醒で消滅するからです。そして、それは、明治から敗戦までの日本の歩みと、ほぼ軌を一にするものとなるのです。
戦前の日本は、世界が植民地拡大競争にあったことから、日本列島を狭いと感じる、強迫観念に捕われていました。その結果、日清戦争をして、台湾を領土に加え、日露戦争をして、結果として朝鮮半島を併合しました。さらには、もともと清朝の故郷であった満州に、新しい国家をつくり出し、大日本帝国にふさわしい巨大国家を経営することになりました。その実体はというと、日本列島の内部にあった富を、どんどん、その新領土に投入し続けるという、国内貧民化政策だったのです。その先行投資は、すべて、アメリカとの戦争で消滅し、日本列島も焦土と化したのでした。
戦後、経済復興した日本は、同じように、朝鮮半島に経済技術の移転をし、台湾にも同じように経済技術の移転をして、最後には、共産党の中国に莫大な投資と技術移転をすることで、自ら経済成長の手段を近隣諸国に渡して、現在の姿になっています。
それをしたのは、日本の政治家であり、経済人ですが、その背後にいたのは、いつもアメリカで、競争相手としての日本を無力化する戦略で、日本に技術移転を迫ってきたからです。
もう、日本から奪うものはほとんどないというのが、この二十一世紀が四分の一過ぎようとする世界情勢なのです。しかし、これもまたしくみだとすると、ここから先に何が起きるか、なのですが、そのひとつのヒントが、この七月初頭に発生した、大手通信キャリア事業者の通信障害にあると、私は考えています。
日本国が、日本を売り渡し続けてきた結果として、いまの日本の三大通信キャリアは、古い日本系、どちらかというと隣の国系、誰もが知っているC国系という色分けになります。その通信キャリア事業者が、日本の情報網を握っているのです。日本の未来は暗いのですが、そのことに気付かせる事象が、今回、起きたのです。
私は、これを天の配剤と見ています。そして、いまあるITやAIのテクノロジーの先にあるのは、現行技術ではないことを、この事象は示していることに気付く人は気付いているはずです。
日本の仕組みは、最後の最後にどんでん返し、が起きて世が直されることになっています。それでいくと、この日本がつくった近隣諸国の産業システムは、大東亜戦争の時と同じように、無力化、または無効化していくことになるのです。どうやら、その予兆が、金融のリスク増大で見えてきました。日本のバブル崩壊時の何百倍にも、膨れ上った数字上のマネーが、これから暴れることになります。それは、因果律の中にあるものなので、人間に制御できるものではないからです。その先に、真っ先に立ち上がるのが日本であるために、精神学があるのですが…。

神紀二年(二千二十二年)七月七日 積哲夫 記

この光文書に合わせて通信が届いているようですので、掲出しておきます。


令和四年七月五日(火)十五時三十八分から

にんげんの ノー (脳、No) の ひみつ(火・水) は
すでに ヤブラれた

みおやのこ が なしえなかったことを
キツネの仔らが なしえる とは
コンピュータ こん ぴゅーう た
こん こん

てん と ち は ひとつになりて
あめつちに かえりし

(みおや みおやみこ みこ)