Vol.800+15

マネーの崩壊とお金の復活

この二千二十二年の六月六日に、地球的な意味で、過去の霊界の時代が終わり、古き神界も人間の霊界も、この地上を支配してきた魔界も含めた、シンレイカイというものへの移行が、決定し、それに伴なう大変動が進行中のようです。
二千二十二年は、二+二+二で六。つまり、その日は六六六という数字となります。
どうやら、この獣の数字のもととなるものが、カバラの背後にいた闇の主とでもいうべき古き龍で、そのパワーの源泉が、この世のマネーの仕組みでした。つまり、カバラというものに、この物語宇宙のカルマと呼ばれるものの情報が含まれていて、それを具体的な歴史的事象というものでいうと、金利の発見というものになるようです。
聖書の神が、若き青年の姿を取り戻して、戦った、老いたる龍たる存在は、神話的にいうと、この物語宇宙のカルマというものの象徴だったのです。そして、このカバラの生命の樹の図形そのものが、日本の紀伊半島と若狭を結ぶライン上に、東は伊勢神宮、西は淡路島の一宮の伊弉諾神宮というように結界として置かれているという話もあります。これらのことも、日本のしくみの一部であることは事実なのです。その情報が、人知の側に開示されたことで、カバラの秘密のひとつである、マネーのシステムによる世界支配の方法論が破綻する方向に動き出しているというのが、現時点での私の認識です。
日本のバブルの崩壊は、多くの日本人の希望であった地価の高騰を抑制するための政策が暴走して生じたものですが、それを決定づけたのはウォール街の日本研究の結果、つくられた円への破壊工作でした。それは、日米開戦後に、アリューシャン列島に不時着したゼロ戦を徹底的に研究して、制空権を奪ったアメリカの行動パターンの再現だったともいえます。これによって、日本国は成長力を失い、日本の国内の株式市場の主要な参加者も外資という、いまの姿になってしまったのです。これは、マネーによる侵略にほかなりません。その後、日本のバブル前の土地本位制とでもいうべき経済システムを、すべての国内の土地所有者である中国共産党が学び、日中友好という耳ざわりのいい浸透工作を続けて、世界の工場の地位を日本から奪うことに成功しました。その背後にいて、マネーの信用創造のシステムを教え、利益共同体をつくったのも、ウォール街でした。そのシステムそのものが、チャイナ発のウイルス騒ぎで、各国の政府が国内を封鎖するために供給し続けた通貨のために、その正体を明らかにされてしまったのです。急激なインフレの進行によって、先進諸国、とくに、アメリカでは、リーマンショック以来続けてきた、ほぼゼロ金利の時代が、終わり、株式は急落しています。それと、同時に、ある時期もてはやされた仮想通貨も、急激な価値の収縮を起こしはじめています。
その先にあるのは、バブルの崩壊であり、いまあるマネーのシステムの崩壊なのです。
こうした事象を前に、精神学協会に授けられた波動シールに、日本語の「お金」というものと、「ダークマネー」と「ライトマネー」という三種があった理由こそ、このマネーのシステム崩壊の未来への対応だったというのが、いまの私の理解なのです。
ガイコクのマネーというものの波動的特性は、より多く集まることを指向するところにあります。それに対して、日本のウカノミタマが主宰する「お金」というものの波動的特性は、古くから、日本では、お金のことをお足といい替えるように、人々の間を歩き廻り、循環することを指向するところにあります。
つまり、ガイコクのマネーは、一握りの金持ちをさらに金持ちにする方向でハタラキ、日本のお金は、あちこち人々の間を廻りながら、拡大再生産されて、貧富の差を縮小する方向にハタラクということです。その先にあるのは、株主が企業の所有者であるという、現行の文明の基本である、株主資本主義の否定ということになるのでしょう。
すくなくとも、聖書の神や、日本の神々が、やがて来ると伝えてきた、人間社会の未来の姿は、いまある株主資本主義の先には見えてこないことは誰の目にも明らかなのですから…。その出発点に立つために、いまあるマネーのシステムが崩壊するのです。それは、自分で増大させた数字が自らの重みでクラッシュするという、論理的帰結でもあるのです。

神紀二年(二千二十二年)六月二十三日 積哲夫 記