Vol.798

宇宙でも戦争

この二千二十二年に到っても、この地球は、聖書の呪いにとらわれ続けているように見えます。その象徴ともいえるのが、ウクライナの危機で、原発事故の地「チェルノブイリ」は聖書でニガヨモギの地として記されているところなのです。
なぜ、人類は、これほどまでに、聖書の神のつくり出したシナリオ通りに行動しようとするのでしょうか。その正体を、すでに、精神学は解明しているのですが、残念ながら、人間世界で起きている事象に興味を向けると、この最終戦争に向けた精神的なムーブメントの流れに、引き込まれることになります。そして、いまの世界では、その世界最終戦争を期待して、転生したとしか考えられない、数多くの戦うために生まれたともいえるたましいが活動期に入ったという情報も私のもとには寄せられているのです。
不思議な話ですが、この二十一世紀の日本には、かつて、ナチスに対抗していた、シュタイナーを学んだたましいが、数多く転生していて、彼らのたましいは、先回のように、失敗しない戦いをしようと準備を進めているようなのです。それは、シュタイナーという人物が、日本列島が、この地球の頂点に位置するという情報を伝えた結果として、そうなっているともいえるのですが、彼らのたましいのデータは、これから、先の地球上で、ナチスとの最終戦が起きることを示しています。
それと同じように、いま進行している危機を世界経済の視点で追及していくと、カバラ的時空の物語に捕われることになります。いまの世界経済は、アメリカであれ、チャイナであれ、数字上のマネーをどう処理するかで、ハードランディングかソフトランディングかの選択肢しかないのですが、政治が、その問題を処理する勇気を持てない場合には、各レベルでの戦争状態による問題解決しか打つ手がなくなります。
それが、数字の面だけを見た、この地球の現状です。この責任は誰のものなのか、というところで、一神教の神は、責任の取りようがなくなるのですが、最後に、最終戦争という人間原理としかいえないような事象を引き起こす可能性を、まだ残しているのです。それを、起こさないようにするのが精神学の役割なのですが、いまある地球の危機は、健全な精神活動で対処可能なギリギリのエネルギー領域にあります。
戦争の動機は、常に、人間の欲です。いまの世界で、この戦争を引き起こす欲を持つ人間グループまたは、個人はきわめて限られていますが、彼らが存続できる未来の選択肢が、なくなった時に、それは現実化する可能性が高いのです。そのことを、この日本列島で、普通に生活している人間のたましいも、その潜在意識レベルでは、感知している可能性が高いのです。
いまのところ、現行人類は、一神教の神の子です。それは日本人といえど、例外ではありません。このまま、失敗すると、この地球という時空は、改めて、神の物語を再現する舞台となる可能性もあるのです。ただし、これには、この物質宇宙、および、地球そのものが、反対しているので、同じ時空がくり返されることはないはずです。問題は、暗黒の宇宙というものに捕われると、復讐というテーマから逃れられなくなるというところにあるのです。そこから解放される唯一の道が、裁きを天に委ねるという意志なのですが、その意志の主体となるたましいの覚醒なしにそれは起きません。こうした哲学的ともいえるテーマを持って、人間は、生きなければならない時代になったともいえます。かつて、ギリシア、ローマの時代には、人間は哲学することを知っていました。それがなくなったのは、イエスの十字架による神の怒りが、人間を盲目にしてしまったからなのです。その神を盲目にした、怒りのもとたる存在が、いまも、地球上のマネーを独占し、物質的世界を支配しています。このことを、人知によって解決しない限り、人間は、神を超えることはできません。神を超えない限り、聖書の呪いとでもいうべき、最終戦争の誘惑は続くのです。この現実が、いまの地球を覆っています。そこでは、宇宙を舞台にした戦争状態がいまも進行中なのです。

神紀二年(二千二十二年)二月二十四日 積哲夫 記


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