Vol.796

不二の秘密

カバラの六芒星の秘密が開示されたことで、この物語宇宙の根本的な問題が、知識としては、解決に向っています。それは、聖書と日本の仕組みの物語を統一する知で、この先に、科学の世界でも、理論の統一に到ると、私は認識しています。
これから記すことは、これまでなら、絶対に公開不可であったはずの情報ですが、日本の物語が終ったことで、聖書をつくった神と日本の仕組みをつくった神が、何を目指していたのかが人知に移行することになります。ただし、これから記すことは、私の宇宙内の情報なので、私の理解を、普通の人間が理解することは困難なはずです。それでも、文字情報として公開するというところに、この時空の転換がこれからはじまる合図となる、という意志が存在すると考えて下さい。
精神学的にいうと、いまの地球文明の姿は、五度滅んで、六度目のものであるということです。聖書を、このヒントから読み解くと、ダビデの星は六芒星、ソロモンの星は五芒星、それが旧約の世界で、新約のイエスのしるしは、十字架です。十字架が示すのは、四なのです。
イエスが背負った十字架というものは、実は十字架の横の棒であり、十字架の縦の柱は、ゴルゴダの丘に立ったままでした。つまり、イエスが背負ったのは横棒の二の数字だけだったということになります。日本列島上で、この聖書の物語の続きを実行した存在は、その縦の柱の役割を、大王となるべきものに課したのです。その縦軸は、過去から未来へとつながる時間軸でした。
それによって、ダビデ、ソロモン、イエスに続くはずの王となるべきものは、過去の暗黒面とつながることになってしまいました。それが、日本史上で聖徳太子という名で知られるもので、その暗黒面のパワーは、聖書の神の復讐権とリンクしていたのです。
しかし、それでも、この日本列島で、六を五にした後の四を三にするというプログラムを現実化するために、記紀以降の日本の仕組みが組み直されたのです。
そこに、多くの神々が参加して、今日までの千四百年の日本史が存在するというのが、正しい精神界のデータです。
なぜ、三なのかは、キリスト教の三位一体というもので指し示されているように、三が聖なる数字で、この三は、六芒星のすべての三角形を構成するものなのです。
この三角形の重要さに、近現代の人間で気付いていたのが、バックミンスター・フラーという人物だったといえます。その三が、精神学では、愛と勇気と正義の光のエネルギーの三位一体として理解され、その光のエネルギーなしに、最後の審判には到れないということが、実証されてきたのです。その結果、この二千二十二年のタイミングで、十字架のイエスの二と、聖徳太子の二が、統合された四になり、その四が、最後の審判の数字の三を導いて、二つの二をシンボルとするニホンの仕組みが完成したのです。この完成によって、人知の側に提供されているのが、不二の波動のシールというもので、その不二という波動は、二ではないものへの道を示します。つまり、はじめの一、です。この宇宙の開闢まで到る波動ということになります。
そのはじまりの一の前に、五度滅んで六度目のものである、現行人類の神たる存在のテーマというか、カルマがあるのです。それを読み解くことが、人間が神を超えていく道筋なのです。
その情報開示の道をつけるための暗号書が、聖書であり、記紀であり、先代旧事本紀大成経だったということになります。その意味では、スターウォーズというハリウッド映画のシリーズが、エピソードという名で、どんどん過去へ遡っていた理由が、この宇宙のあり方とも関係しているということらしいと理解できるのです。
この宇宙の時間軸は、精神学的な言葉では、はじまりの前にあり、終わりの後にあるものをつなぐ、というものです。
この時間軸上にある、すべての事象が光のデータに変わるはたらきをするのが、最後の審判というものなのでしょう。ここまで、人知が到ったことで、いまの地球を規定しているインフレーション宇宙論にも、何らかの変化が生じるはずです。それは、たとえば、人間世界の経済が、このインフレーションの先に崩壊するという予測を含めた、未来の姿です。不二の波動には、この物質宇宙の内部には特別な一点は存在していない。つまり、人間の神話的に表現するならば絶対神にあたるものは存在しえない、という、この地球と宇宙の真の姿が入っています。

神紀二年(二千二十二年)二月十日 積哲夫 記


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