Vol.556

新しい日本列島へ

この二千十七年の七月より、日本列島の存在のかたちが、これまでの国祖たるクニトコタチのご神体という物語の場から、本来あるべき、地球のテーマの代弁者とでもいうべきものに変貌しつつある印象があります。
具体的にいうと、たとえば、山々がこのクニの神話的な神々のご神体という仮の姿を捨てて、もっと太古から持っていた本来のデータを出しはじめています。
さらに、たとえば、古くから生きてきたご神木のような植物も、人知の回路に新しい伝達手段を手に入れはじめたと考えられる事象も起きています。
人間世界では、西欧文明由来の、とくにこの日本では、アメリカ文明由来の悪魔的意識体の跳梁が誰の目にもあきらかになりつつありますが、その宿る主役は、これまでの経済人や政治家から、悪をチェックするはずだったジャーナリストやメディア関係者に移行しています。
こうした人間世界の情報通信の波動が、途方もなく悪化するなかで、日本列島全体が、それらを浄化するような方向での覚醒をはじめたのかもしれません。
これまでもお伝えしてきたように、日本列島はこの世界のモデルであり、日本人の小宇宙が、一神教における最後の審判のステージとなります。このムーブメントを、一般の日本人に知らさないために、情報をコントロールしている人間グループが存在していることは事実でしょうし、彼らの主人は、世界のマネーの支配者にほかなりません。その世界のマネーを支配する人間グループは、欧米において、悪魔崇拝者と信じられています。
彼らは、悪魔との契約によって、富と永遠のいのちを与えられたと信じているようなのです。
その世界の支配グループの行動原理とほぼ同じ価値観で行動しているのが、中国共産党の特権的階層の人間グループです。共産主義者は、悪魔の崇拝者ではないのかもしれませんが、その行動は、自分の欲望の達成という、この世の栄華を最終目標とするものでしかありません。
私が知る限り、どんなに邪悪で強力なエネルギーを持つ悪魔でも、「最後の審判」という言葉の前には、ゆらぎます。そんなものはこれまでもなかったし、これからもない、という彼らの主張は、死の先のことを知らぬ人間のこの世の罪に対する抗弁と同等のものだとわかれば、彼らのルーツは、神界にはなく、人間界のものだということがはっきりしてきます。
先行して悪行をなして、この世の富を独占した人間グループのたましいが、次の世代の人間の身体に自分の居場所を得ることで、永遠のいのちのようなものを得たように錯覚したのが、この現行の世界の支配者だとしたら、この世は約束通り、悪魔にしばらくの間、委ねられているということになりますが、「最後の審判」はその後にくるのです。
新しい日本列島というものは、どうやら、そのステージとしての準備なのです。
私がお伝えしてきた、人間のたましいのつくられ方は、大地からウブスナの神のデータを与えられ、天からはその親神からのワケミタマを与えられるという、天と地が合体して生まれるというものです。
日本列島が新しいデータを供給しているとするなら、それは間違いなく、日本人の身体を審判の容器として発動させるような何かに、ほかなりません。
同じように、私は、なぜ日本の天皇が男系男子という伝統を天から授けられたかについて、原日本人といえる縄文人の男系遺伝子に、悪魔のつくり出すエネルギーを無力化する秘密があるという説明を受けています。これらの知識が、正しく体系的に人知に入ってくるためには、これまでの時間の経過が必要だったのです。
最後の一厘の仕組みの発動は、このように、木々や山々や日本列島そのものを巻き込んだ壮大な物語になりつつあります。
このムーブメントに参加できるのは、いまのところ、日本人として生まれたものだけです。いまの日本の周辺にある危機を、日本人を覚醒させないために使うものたちの意図を超えて、気づきの一歩とするために、世界の報道の裏にある悪魔のささやきを感知する能力を身に付けてください。

二千十七年七月六日 積哲夫 記