あそび、むすび

“あそぶというのは、あらは(顕)れる、ということですから。
かみあそび、ことばあそびで、どうでしょうか?

……不敬、って、いわれませんかねぇ
それをタイトルに掲げるのはさすがにどうかと(名前負けしそう……)

物語も、言葉も、約束も。どれもあらわれては、最後には結ばれるもの、です。

ひそひそ、と、こんな会話から決まったタイトル。

そんな「誰か」との会話と、自分の何かを、つづるところ。”

No.78/いろいろ小エピソード

精神界日記

4月14日

またセミナーの後、帰り道でネックレスに宿る光が絶えた。
私が持っている時だけ、信号とも取れるような強烈な波動を出すので、やはり何者かがメッセージを持ってきたのだろうと知れた。

しかし、ドアノック代わりにネックレスの光を消して猛毒のような波動を出すのをやめていただきたいような、しかし分かりやすくてちょうどよいような…。

それにしても誰が来たのかと思えば、それは、地獄の番人だったモーゼの配下の悪魔だった。


やあやあ

お腹まで壊してごくろうさま(※その日一日、浄化による負担でお腹を下していた)
おつかれのところを申し訳ないが
積さんに少しお伝え願いたき義があってね

今のところ
虎ノ門の周りの波動は順調に祟りの波動を蓄えているので
お掃除はこれで終わり
ここからは会員さんには少し申し訳ないけど
ものすごく東京政府が祟られて
どんどん叩き壊されていくことになるので

東京の人たちには少しご注意をお願いしたい

悪魔が悪魔として最後のお仕事

この国を売ろうとした人間全て
地獄の底に送ってご覧に入れましょう

モーゼよりの厳命もございますれば

はたらきが始まります

8月まで一直線に参ります。
お覚悟のほど。

以上、お伝えよろしう。

そんな内容だった。
どうやら、東京の波動が荒れることを先に詫びに来たらしい。

東京方面の人たちは、いましばらく、祟りの波動に耐えなければならないようだ。

とはいえ心の準備だけでは…と思うけどなぁ。

4月15日

万国博覧会が祟られている。

初日は天皇陛下のご挨拶があったから、まだ陛下の顔を立てたのだろう、よく晴れた。
しかし翌日からがひどい。
ブルーインパルスの飛行は途中で中止。
セミナー帰りの飛行機は着陸時に変に押されて揺れる程の強風と荒天。
日曜日に万博に出席して神輿を担いだという和歌山県知事は、寒さに体調を崩されたのか翌日倒れ、その次の日の朝には亡くなられてしまった。生中継の会見を見てあまりのことに絶句した。

物理的には会場の出入りやトイレ方面で混乱が生じているようだが、それは運営の問題であるとしても、始まってたった数日でよくないことばかり続いている。

万博のせいか、大阪に帰ってきたときも、人々からひどい波動が出ていた。東京もこれからどんどんひどくなるのか。
モーゼ麾下の悪魔にアクセスしようかなと思うけど、微妙に暖簾に腕押し感がある。本気で質問がなければ答える気がないか、忙しいんだろうな……。

と思っていたら、「呼んだ?」とひょいっと反応が返ってきた。うわああ。

「ちょっとびっくりした」
「結構びっくりしてたじゃないか」

 言い返す相手の波動が前と違う。
 
「あれ?なんだか前と雰囲気違う?天使?」
「おっ、よく分かったね。天使軍団だよ!」
「もうお仕事終わったの?」
「罪の報告書を出せばあとは白い羽に戻るのさー」
 前のような反応が返ってこなかったのは、存在の形が変わったからか。感覚的に、魔界に無意識にサーチをかけていたので、いない?と思ったわけだ。
「なるほど、悪魔っぽい反応がないわけだ。でも、東京方面をどうやって潰すつもり?」
「んーとね、財務省と農林水産省と厚生労働省と、全部潰すよ」
「選挙で?」
「ううん。マネーで泣かすの。今まで利権でもってた世界が、その繋がりゆえに地獄絵図になるの。見ものだよ。楽しみにしてて!」
「ワー、タノシミダナー」
 確かにちょっと壮観ではあるだろうけど、それをポップコーン片手に楽しむ勇気は私にはないかもしれない。