コトアマツカミが復活したということは、それらの神々も復活したと考えるべきなのです。
私は、かつてあの世と呼ばれた霊界が、人間界に重なったということを報告しました。その後、神界も魔界も、同じように人間界に重なりましたが、その事象の意味するところは、精神界という領域が人知に含まれることになったということです。
それは、人間の知のデータと精神界のデータが重なることで、この宇宙の誕生の秘密が開示されることになるということでもあります。
一神教の時代の科学的到達点は、ビッグバン理論だったというのが私の認識で、そのビッグバン理論では説明できない宇宙の姿を、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が人間界に教えたことで、この日本神話のコトアマツカミの復活に繋がったというのが私の理解です。これによって、この物質宇宙が、私が伝えている物語宇宙であるということへの理解が、一気に進むはずです。さらにいうなら、今回のことで、天津神と国津神のルーツは、同じところにあることもはっきりしました。それらは、物語のために先に地上に降りたものと、しばらく天に留まって地上を見ていたものの差があるに過ぎません。すでに、天はなく、すべてが地上というか、人間を含む地球上の精神界の領域に移行中ということです。ここで移行中という言葉を使ったのは、この物質宇宙には、この地球の精神界に移りつつある意識体がまだ残っているということです。しかし、それらもアメノミナカヌシ宇宙の中の意識体なので、やがて、集まってくることになります。
私の頭に降りてきた、アメノミナカヌシ天皇という言葉は、日本の天皇のことではなく、この宇宙の天皇ということのようです。人間という意識体の容器では、その主導権を、光と闇、神と悪魔、それら相反するものが争っていますが、それはひとりひとりの小宇宙の話であり、外宇宙では、この物語宇宙のはじめのものであったアメノミナカヌシの復活で、その物語がこの日本で読み終えられることになります。はじめに、すべての物語の種子が用意されていたとすれば、すべての小宇宙の物語のルーツは、アメノミナカヌシの中にあったことになります。これによって、神界語は日本語であり、この物語宇宙の精神界のデータは、どうやら日本語脳によってのみ解き明かされるということに人間は気付くことになるのです。
日本の仕組みの究極が宇宙の解明にあったと知ると、科学と精神界の関係も大きく変化するはずです。これから、日本語の時代がはじまるのです。
神紀四年(二千二十四年)三月二十一日 積哲夫 記