マネーを崇めるものたちは、悪魔という意識体の乗り物として生きることになりますが、この悪魔が、マネーの主人だと、私も含めて長い間、人間は信じ込んできたのです。ところが、現時点での私の探査によると、マネーは意識体ではありません。
マネーの波動に人間の欲望という意識が乗ると、それは意識体のように振舞うことになりますが、それは、たましいのようなものではなく、仮の姿なのです。
この悪魔のようなものを、排除するために、人間の意識と身体の浄化力のほとんどが使われ、人間は覚醒することもなく、生から退場し続けてきました。
どうやら、この宇宙的構造に気が付いた人間が、ブッダと呼ばれた存在で、この宇宙のもとの姿を空という言葉で表現しました。
空というものも、波動で、その波動の宇宙と、現在のビッグバン宇宙の波動は異質なもののようです。ここに、精神学協会に各種の波動シールが授けられている理由があります。
現在の地球上では、このドルを中心としたマネーのエネルギーによって、すべてがコントロールされているように見えています。これが、このビッグバン宇宙のテーマなのです。経済もこの宇宙と同様に、インフレーションによって急拡大し、その急成長によって、科学的な知識も増大してきたのです。
そのインフレーション宇宙論の時代が終わることで、経済のインフレーション効果も消えることになります。
アメリカのドルの覇権が今日まで続いてきたのは、そのアメリカの経済の本質がデットベース・マネタリーシステムというもので、無限大に借金を増やすことで経済を拡大させるというモデルでした。これは、インフレーション宇宙論と似たような性質を持ちます。そのインフレーションを引き起こすエネルギーは、無、つまり何もないところから生まれます。
何もないところから生まれたマネーを、大量に保有することが、ほとんどの人間の目標となり、その目的のために生きる人間のための場が、現在の地球ということです。
しかし、これは、ある種の意識体にとっては、この宇宙の内部で克服すべきテーマなのです。
この宇宙のマネーの構造の背後にあるものを知るためには、ビッグバンではない宇宙モデルを考える必要があるらしいというのが、ひとつの結論で、この知識の公開によって、何かが変化します。マネーは波動として、宇宙に満ちています。
それは、いまや電気の波動に乗っています。この波動を理解した人間が出て、マネーという宇宙的テーマに何らかの解を出した時に、この宇宙もその姿を変える可能性が高いということです。
神紀三年(二千二十三年)十一月三十日 積哲夫 記