光文書

(ヒカリモンジョ)

Vol.800+30+61

ファティマの成就とドルの死

この二千二十三年十二月三日に、大分における最後のカウンセリングで、ファティマの予言の成就と、神話的にいうなら、旧約聖書のアダムとイブが食べた知恵の木の実の正体が、アメリカのドルの背後にある神知だったことが判明して、これを解明することが、十年前にはじめたシンロジーラボの存在目的であったのだと理解するに到りました。これは、「最終知識」の内容と直結する物語なので、今回は、それらのことについて、現時点で公開してもよいとされる情報を開示することにします。
ファティマの第三の予言については、いろいろな予測が人間界でなされていますが、日本の修道女のもとにも、同じものが届けられていて、バチカン、またはキリスト教会の終末の警告だというのがその情報の本質にあるものでしょう。それを現在の人間世界では、第三次世界大戦と結び付けて考えるものが多くいて、現在、進行中のイスラエルのガザ侵攻の先に、ハルマゲドンの現実化を予想する人間までが、自然に生まれています。
その背後には、聖書の記述を現実化することで、世界支配を完成させたいと願う人間グループもいるのでしょうが、現実の人間世界は、そこまでの狂信に振り回されることはないようです。
予言というもの、とくに精神界からの預言というべきものは、起きたことが確認されるまで、その言葉の影響力が持続します。従って、ファティマの予言というものは、それをした側のプログラムの成就の宣言があって、そのエネルギーを失うことになります。そのことを確認する事象が大分であって、私はそれを知っていますが、精神学のプログラムにおいては、一般の人間でも、それを確認する手段が提供されています。それが、波動シールというものの情報系で、今回のことは、聖母マリアの波動シールを介して、マリア様にコンタクトできれば、ファティマの予言が、すでに成就したことを確かめることができます。それは、聖書の時代の終わりを示す、ひとつの事象なのです。

これよりも、大きな事象が、いまこの世界で進行中の経済的リセットに到る道での立て替え、立て直しのプログラムが、実は聖書の最大のテーマであったということを人間界に伝える知恵の木の実の話です。
聖書では、アダムとイブが蛇にそそのかされて、知恵の木の実を食べて、現行人類の祖となったことが記されています。それが、現行人類の原罪というか、仏教的にいうとカルマなのです。この知恵の木の実の正体が、アメリカドルの出発点にあるデットベース・マネタリーシステム、つまり信用創造というものだということが、最後の大分のカウンセリングで明らかになったのです。
十字架の前のエルサレムでイエスは、その神殿の前で営業していた両替商と敵対しますが、それこそが、エデンの国で人間が神から盗んだ知恵だったのです。
私は、マネーは、人間の発明したものだと、長い間、信じていましたが、どうやら、そうではなく、それは神の世界から人間が盗んだものだったということです。
その出自によって、マネーというものには、固有の邪悪な波動が宿り、それを崇めるものは、必然的に、悪魔にたましいを売り渡す結果になってきたという人間の歴史があります。
現在の世界を支配しているマネーというものは、もともと、何もないところから、生み出されたものです。みんなが価値があると信じるところに、その根拠はあり、それは神への信仰と似た性質を持っています。つまり、マネーは神となり、アメリカのドルは、世界の覇権を握るようになったのですが、その背後にあったのは、エルサレムの神殿の前の両替商が持っていた知恵ということです。この闇の知恵を人間から分離するために、「最終知識」で私に光を譲った地球の主宰神たるアマツツキは、人間界に生まれ、幼少の頃から、精神学に親しみ、浄化と上昇をくり返しながら内なる闇の暴力性とその背後にある、このマネーの魔力の関係性を、情報として、精神学協会に提供し続けました。そして、この十二月三日に、そのマネーの神のようなもの、あるいは盗まれた無から有を生む仕組みの情報系のエネルギーを、人間の身体というか、存在の中から分離し、処理することを完成させたのです。これによって、これまでの血塗られた人間の歴史は終焉を迎えることになります。聖書の物語は完全に読み解かれ、やがて来ると約束された、ミクニ、またはミロクの世がはじまることになります。アマツツキが置いた日本の仕組みの到達点とはこれでした。
正しき神は責任を取られるのです。

神紀三年(二千二十三年)十二月七日 積哲夫 記