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歴史から抹消してしまった国防と国益 91
世界は壊れ不況の時代に生きる。(下)
<日本人だけが世界で重宝される>

人口動態から見る未来の社会

 いまは1億2000万人ですが、数年後には1億人を切る時代が来ます。1億人前後の人口のうち65歳の高齢者が、30%の社会になると言われています。お金を使わない社会に変わっていき、若年層は貧困になっていきます。通勤ラッシュが無くなり、過去に生きる人(思考が昭和と平成の社会になっている)が増えて、次の時代を受け止められない人が増えていくでしょう。働きたくても働く場所がない、そんな時代が到来します。

 これは、ヘアーサロン業界に限ったことでなく、事務職も外食産業も言えることで質素な社会になれば、大量の外食産業が潰れて職に就けない人が大量に出てきます。大都市のオフィスビルは、空きスペースが増えて街全体が暗くなり、経験したことのない街が沈む社会に豹変していきます。これまでの大都市の生活空間ではなくなります。

これを打開するには、新しい世界で日本の技術と人材を開花するしかありません。北米は、これから人口が増えて4億5000万~5億人になっていきます。カナダも人口が増えて、日本人にとってはチャンスの到来になります。グラフを見てもわかるように、2000年は3000万でしたが現在は4000万人になっています。
(※右の図は、カナダの人口)

この人口動態は、日本経済にとってすごくチャンスです。若年者の技術を海外で磨き、他民族と闘える絶好の場になります。カナダのワーキングホリデー・ビザ(W・Hと省略する)は、労働ビザと同じビザで日本人は簡単に手にすることができます。(厳密には、労働ビザよりも範囲の広いビザで、何にでも使えるビザになっている。)
 日本企業は、このビザを使って自社の若手社員を育てるプログラムを作り、北米の市場に進出する新しい体制を作ることができます。各社がカナダで起業して、北米の経済基盤を作れば日本の製造業にとっても、閉塞社会から光の世界に変わっていきます。

 日本の技術と勤労精神を北米大陸に移すことで、日本人の復活と多民族社会で闘う術を身に付けることができます。団塊世代が作ってきた経済体制から、本来の日本人の精神と技術に戻せば、日本の復活がはじまります。そして、他民族は日本人の正直さと勤労さに感銘を受けて、1人1人が日本の外交官になります。(大谷翔平選手を見てもわかるように、国や人種を超えて感動を与えています。技術の世界でも、それは出来ます。)
2000年以降の日本経済は、引きこもりになり異文化の中で日本人は闘ってきませんでした。包丁業界をみても、海外のバイヤーが来て、言われるがまま卸してきました。実際、製造元が販促をして市場を作ったわけではないので、海外で何が起きているかを理解していません。さらに、包丁の物流は外国人ばかりが利益を出し、生産者はそれほど利益が出ない仕組みになっています。
 それは、日本食材の物流も似ていて、現地のサプライヤー(卸問屋・貿易)は中国系や韓国系が多く、日系の会社がほとんどありません。本来は、All Japanで物流を握れば、民族の経済圏を作ることができます。その大きなグランド・デザインをしてこなかったのが、いまの日本人です。

30年前の団塊世代が作ってきた社会から、日本人は何を学ぶのか?

 この失敗から、伝統の精神と異文化の闘い方を学びなおすことで、新たな日本人の世界への挑戦が始まります。そして、2026年から日本のもの作り文化が復活していきます。実は、面白い時代がはじまります。
次は、日本の農業は世界を席巻する時代がはじまることを書きます。