歴史から抹消してしまった国防と国益 71
<移民の受け入れは亡国の入り口 3>
-日本の御霊が、中国人の懐をあたためる-

 
 
4年前になりますが、品川の親友であり兄弟のようなつれと話した時に、桐ケ谷火葬場が中国資本になったという話しを聞かされました。そのときに、「使用料はこれからどんどん上がっていくだろう」という話しをしていました。それから数年経ちましたが、まさに現実が表面化して、中国人の経済の侵略が東京の火葬場からはじまりました。
 日本人は、死者や御霊に対しての弔いは、特別な儀式で伝統的文化でもあります。日本人の人知は、死者に対して弔う儀式をビジネスにしないことを、日本人の良心としてきました。しかし、中国人は日本人の文化や伝統を壊し、彼らのお金至上主義で日本の死生観を、壊しにきていることは間違いありません。彼らは、長年日本人が持ち続けた伝統的文化よりも、「一体いくら」という日本人の御霊を銭にすることの方が、大事でその意味を日本人は理解していません。
 彼らは東京博善の株を買い占めたときには、「一体につき幾らの儲け」ということを頭の中で「チャリン」という音を立てながら、計算をしていたと思います。これが中国人です。
 日本のメディアを見ていても、値上げばかりを問題を提議していますが、本質の問題を日本人に問うことはしなくなりました。これは、文化と伝統がチャイナ・マネーによって、中国の侵略がはじまって日本人の死者に対しての弔ふ文化(鎮魂儀式)が違うモノに塗り替えられようとしています。しかも、東京都という日本の中心で中国の利権を簡単にできることを証明してしまいました。有識者は、いつも物事を断片的にして、底辺で何が起きているかの事実を伝えていません。

 不思議に思うのは、日本の宗教団体や文化人は、目の前で「文化の消滅」がおきていることを、大きく取り上げず沈黙していることです。もし、お坊さんや神主さんや神父さんたちが、宗教や宗派を超えて宗教観の正義を訴えたら、文化的にも社会的に大きな問題定義になって、国民運動にも繋がっていきます。
 これが、カナダであれば大きな問題になり、行政が強制的に営業権の停止と業務形態の改善勧告を出していくでしょう。火葬場は、御霊を弔う儀式でもあると同時に、宗教色が強い場所です。それを特定の民族に利益が行くことになれば、民族間の亀裂を生むことになります。それに、火葬場はインフラ要素が大きい施設でもあります。民族を差別しない公共性という立場から見ても、公平・平等にすることが移民国家の知恵です。多民族国家で、火葬場の利益が外国に流れ、地元の資本がどんどん海外に流れていく仕組みになっていれば、すぐに行政が動きます。
 いまの日本人は、国家観と民族観の価値基準がなくなっていることの意味は、この問題1つとってもよく表れています。そして、多くの日本人は何がおきているかを、理解できていません。無関心と無知による「事なかれ主義」が、民族の弱体化につながっています。
 本来は、都政が実態を究明して、メディアに意図的にリークをさせて、改善命令なり業務停止をすることが政治です。それを、小池都知事は見て見ぬふりをして、中国に有益なことをして、都民に不利益なことを平然としています。日本人の御霊を、中国人の銭儲けの片棒を担いで、どっちの政治をしているかわかりません。いつも不思議に思うのは、人権を強く主張する政党や学術会議が、外国人の人権や大学で武器代用可能な研究の時には大きく騒ぐのに、目の前で民族の文化が壊されていても、一言も発しないことです。
 これだけ異常なことが起きていることを、そろそろ気づき行動をしていかないと、数年後には北米と同じ状況になっていくでしょう。

 前回、「政治離れの危険性」ということを書きましたが、その意味は自分たちの生活に政治が直結しています。そして、サイレント・インベーションは、日常の生活に関係ないところからどんどん進んでいきます。

 ただし、これは序曲でしかありません。東京のど真ん中で、このようなビジネスをして日本人が動かなければ、今度は地方の公共インフラをターゲットにした場所が狙われていきます。さらに、東京の御霊で利益が出たお金を原資にして、日本の企業買収をしていくでしょう。一度入ってしまったチャイナ・マネーは、外為法での規制では遮断することはできません。これから、日本国内のあらゆるものを中国人は買い占めていきます。

https://note.com/takefuyu/n/n0db5a6f64071

 かつて、日本は税金を使って中国にODAとして援助をしてきました。しかし、その原資で武器や軍を拡張させて、北米の土地を買いあさりました。
 今度は、日本人の御霊を原資にして、日本の領土を奪い取りに来ています。日本人は、グローバルスタンダードなどと言って、西洋の猿真似をしてきましたが、そろそろ実態に気づく必要があります。そして、「日本人は何者か」を民族間レベルで、自分たちの正義を見直す時期に来ていると思います。
 小池都政のような中国の属国として「政(まつりごと)」をしている東京都に将来はあるとは思いません。パンデミックのときもそうでしたが、防護服やマスクを中国に送り、都民の命の窮地に立たせました。そのことも忘れてしまい、売国行為を平然としている都政に、3期もやらせて誰も都民が立ち上がらない不可思議さ。都民の意識レベルの低さと日本人の価値基準が、どこにあるのかが見えなくなってしまっています。
 さらに、小池都政は、なにひとつイノベーションをしてきませんでした。その年月は10年です。一般企業で10年何もしなかったら、その会社は潰れるでしょう。日本の基幹都市である東京は、潰れるセオリーをしています。必ず近い将来に、そのつけは跳ね返ってきます。世界の大都市は、サンフランシスコやロンドンやパリを見ても荒廃が、どんどん進んでいます。東京も後を追って荒廃していくでしょう。
 これから東京一極集中の時代は終わり、日本の基幹都市の役割が出来るとは見ていません。日本の経済の仕組みや社会体制が大きく変わるなかで、敗戦後続いてきた東京の大学を出て、東京で就職をするモデルが終わります。この都知事は、何も考えて行動をしません。いまの経団連やサラリーマン社長と、同じ匂いのする無能なトップにしか見えません。
 そろそろ、日本人は敗戦後から続いていた価値観に捉われず、歴史と民族の価値観に立ち死生観を取り返す時期に来ています。日本の伝統的な価値基準や死者への弔う民族の価値基準が、日本民族の将来を導いてくれます。

Takefuyu|note