いまの日本列島は、八月十五日に向けての波動調整の時期となっているようで、もうすぐ、多くの日本人も、この波動の変化を感じはじめることになります。すでに報告されているように、アメリカから帰ってきたウシトラの金神こと、クニトコタチの祟り神としての神格の命で、神のおられる神社からは、祟りの波動が出ていますが、それに感応する日本人のたましいの覚醒のための、波動調整ということのようです。ここではあえて調整と呼んでいますが、その目的は、神界からの怒りの波動ともいうべき、祟りの波動のセンサーを日本人の体内で起動させるための何かです。日本神界の仕組みで、それを説明すると、クニトコタチの前の別天神(コトアマツカミ)とされるアメノミナカヌシ以下の五柱の神格の中に宿されていた、最後の審判プログラムを、日本人のたましいの中に、降ろす、または、発動させる、何かということのようです。
日本では、アマテラスの兄弟であるスサノヲを、国津神の神に含めてきました。
そのスサノオの神格に似たものが、一神教の世界の神で、それは、はじめは、「わたしは妬むものである」と宣言していたのです。
日本の神話では、高天原を追放されたスサノヲとその子孫が作っていたクニを、アマテラスが、自分の子孫にふさわしいクニとして、国譲りを迫り、それが実現して、今日までの日本というクニがあります。
しかし、精神学が伝えているように、それは、ある目的のための契約でした。
精神学だけでなく、臨死体験で有名だった木内鶴彦といった人物も、臨死体験中のタイムトラベルで、アマテラスとスサノヲの国譲りは、三千五百年前の契約だったと伝えています。そして、現在がその契約終了のタイミングで、日本列島の統治権は、アマテラスからスサノヲに返還されるという説を人間界に伝達しました。
精神学では、この返還をアマテラス天皇からアメノミナカヌシ天皇へという言葉で伝えていますが、それは、アマテラス、スサノヲ、ツクヨミという、太陽と地球と月の情報開示によって、精神界は宇宙に開かれたステージとなるというのが、日本に置かれた最後の一厘のプログラムの目的だからです。
ただし、いまの地球の人間意識が、宇宙に開かれるものになるためには、自らのたましいのもとにある、光と闇の戦いの清算をして、その闇の思いの力からの解放をはたさなければならないのです。
これを悔い改め、といったり、改心といったりしていますが、シンプルにいうと、自分の罪深さを認め、その裁きの場に自らを差し出すという、勇気が試されるのです。
この宇宙の精神界の根本原理は、愛と勇気と正義というものの三位一体です。しかし、人間界の正義と、自分自身の正義と、神の正義は、同一ではないのです。
ほとんどの人間は無意識にではあっても、この真理を知っているので、「ワタシは悪くない」という内なる闇の思いこそが、その裁きの対象となることを知っているのです。
いまの地球は、この人間の「ワタシは悪くない」という思いのエネルギーに満ち満ちて、神の声さえ、人間のもとには届かない波動的狂乱の中にあるのです。
それを強化しているのが、マスメディアの情報であり、SNSで拡散される人間の欲望のエネルギーです。しかし、これらの波動のエネルギーこそが、いまの人間の世を、地獄化していることに、気付くための回路が、これからの日本人の意識と身体の仕組みの中に生まれるのです。そのための情報整理のために、宇宙の中核たるアメノミナカヌシという名の神格が動こうとしているということのようです。
日本列島に、一神教のルーツたる情報があるとすれば、このはじまりの神、天の中心たる神のもとにあります。この情報開示に到るために、スサノヲが働き、クニトコタチという地球の主宰神が、そのルーツたる、はじまりの神格のアメノミナカヌシに、改めて、この地球をお返しするという、時間を逆行する旅があるということのようです。これが、アマテラス天皇からアメノミナカヌシ天皇の仕組みで、そこには、天帝と呼ばれる、存在も、馳せ参じることになっています。
神紀五年(二千二十五年)七月三十一日 積哲夫 記