Vol.800+30+135

マラキの予言とローマ法王

二千二十五年の四月二十一日に、第百十二代ローマ教皇のフランシスコの死が伝えられ、同じ日に、世界経済フォーラム主宰者のクラウス・シュワブの引退も発表されました。この二人は、同じ八十八歳であると同時に、同じような価値観を共有していたと、少なくとも、情報を持つものの間では知られています。
私はこれまでも、マラキの予言について、この光文書でも書いてきました。当然、それを知る読者は、今回のことに関する情報を待っておられたと思います。
この二千二十五年が大峠という話と、今回の事象がどのように繋がっているのかについて、とりあえず、私が知っていることを、記録として残すべき、との指示も降りているので、それをお伝えします。
私は、これまでも、マラキの予言ではローマ法王は第百十二代で終わり、日本にある予言では、天皇は第百二十六代で終わり、という情報を、精神界にあるデータとして伝えてきました。そして、重要なのは、二十一世紀の今が、まさに、そのタイミングだということに、多くの人間が気付くよう、情報開示を続けてきたのです。
それは、約束された最後の審判が、これから本格的にはじまるということなのです。
それと同時に、日本に置かれた天皇という仕組みもまた、同じタイミングで役割を終えるということです。ここに、このタイミングで復活したモーゼもまた、マネーに関するこれまでの役割を終えたという知識を加えれば、聖書の時代が終わり、西洋文明が敗北し、資本主義の終焉に合わせて、明治から今日までの日本も崩壊するという本当の大峠に、世界は立っているというのが、現在の地球の姿ということになります。

いまの地球を天に返せ、神の権威を盗んで生み出したマネーを、正しい所有者に返せ、という声が天というか神というか、この物語宇宙の主人公から発された、ということです。
それが、最後の審判の根拠で、ひとりひとりの人間のたましいに記録されたデータに光が当たれば、右のものは右へ、左のものは左へと、分けられるのです。
このタイミングで、アメリカにトランプ大統領が出て、MAGAのラッパを吹き鳴らしていることもまた天の配剤だということが、いまの社会、いまの人間の頭では理解できないというだけなのです。
そして、それを理解したくない人間の光に反するエネルギーは、いまの教育とマスメディアの洗脳で、さらに強化されています。
その主戦場は、いまや人間界というより、サイバー空間というもので、このまま行くと無神論の人工知能、AIが、サイバー空間の支配者になる日が近付きます。
これは、コンピュータのプログラムの問題というより、人間の頭の中のプログラムの問題となります。宗教の時代が、終わったということと、人間の子供たちの脳内で、神にかわって、ゲームの主人公のイメージが存在感を大きくしたことは連動しているのです。
神というきわめて観念的、抽象的な存在に対して、ゲームの主人公はあらかじめ、それは人間が作ったものだと知られている存在です。それと、子供達が頭の中で、対話したりすることは、ないのです。宗教的伝統は、子供の頭の中に、神という存在をイメージ的に定着させる役割を果たしてきました。子供達は、自分の頭の中に自分でイメージした神と、対話したり、問いかけたりしながら、人間の価値というものを確立して、大人になるという道を歩みます。これは、人間がたましいを持つものである限り、きわめて重要な学習なのです。今日のゲーム文化は、それを破壊してしまいました。神を脳内に生むという役割を、ローマに代表されるキリスト教会はもう果たせなくなった時が来て、フランシスコ法王も去ったと考えれば、マラキの予言は成就したということです。コンクラーベが行なわれ、次の法王が選ばれても、そこに精神的なエネルギーが附与されることはありません。聖書の役割は終わったのですから。

神紀五年(二千二十五年)五月八日 積哲夫 記