Vol.800+30+12

聖書、記紀、最終知識

この二千二十二年の終わりに、改めて、私が知らされ、私がさせられてきたことについて、公開しておくことにします。それは、聖書という書物と、一般に記紀と呼ばれる古事記と日本書紀という書物、そして、最終知識という名を与えられた書物は、ひと続きのものだということです。それを、年代順に聖書、記紀、最終知識を読むという方法では、神理に到る前に、人生の時間が足らなくなるのです。
まだ、地球上の人間は、人知で未来を知ることができるかもしれないという、幻想の中にいますが、人知で到れる知は、過去、それもはじまりの時までなのです。その反対に、最終知識をまず読んで、次に記紀、聖書と読み進めていけば、人類の歴史が示している何かに気付くことができるのです。いまの地球上で、自分達の存在を正当化するために、過去の歴史を書き変えることができる人間グループが、ほとんどの人間を支配しているのは、なぜなのか、それを知ることができるのです。
私は、もし、神が存在するならば、完全な論理性の先に到達できるという立場で、思索し続け、ある日、接触したという経験を持ちます。
残念ながら、いまの地球上にある宗教と呼ばれるものは、この論理性に破綻をきたしたものが、それでも人間集団の共同幻想のために今日まで存続してきたものに過ぎないのです。
思考と思索に、ある種の浄化力が伴えば、たとえばキリスト者ならば、主イエスに、仏教徒なら、ブッダに出会い、直接教えを乞うことができます。精神学は、実は、この簡単な、思索の出発点を教えているだけなのです。そこに、反発を感じる多くの人間に宿っているのは、この世界で悪魔と呼ばれる意識体で、この時代ほど、悪魔的な意識体が、人間に宿り、操作していたことは、過去にはなかったと、正しい歴史を知っているものなら語るでしょう。
それこそが、約束された審判が起こる条件なのです。
いまの人間世界の知を、よく調べてみてください。あるいは、クリエーターと呼ばれる人間のインスピレーションの方向性を研究してみてください。
その知的興味は、過去に向いているのであって、未来に向いているのではないことが分るはずです。
つまり、人間は無意識にではあっても、過去の清算をする方向で、意識をはたらかせているということになります。これが、審判の時代の意識のあり方なのです。
これからの新しいタイプの人間は、イエスの時からの二千年の時間を、二十年という短期間に学び終え、次の地球と宇宙の姿を意識上で、再創造できるようになるはずなのです。
彼らは、無原罪の人間として生まれるのではなく、地球の精神史を学ぶことで、原罪のない人間に生まれ変わり、社会で働くことになります。これが、ごく一部のキリスト者が、主イエスに出会い、「あなたは私です。私はあなたです」という言葉を聞いたことの背後にある、この世界のプログラムです。
人間が、いかに偽りの歴史を語り続けたとしても、真実の歴史は精神界のデータベースの中に保存されていて、そこに光が当たれば活性化するのです。
このシンプルな宇宙の法則を、これから、日本人が再発見し、やがて、それが世界に伝播していきます。コロナウイルスの世界的パンデミックによって、シェディングという現象が、遺伝子レベルで生じることが証明されつつありますが、人間の無意識領域は、下層にあるだけではなく、上層にもあるのです。その上層で進行している精神界を一新するムーブメントを伝達し続けてきたのが、この光文書なのです。そして、ここから先の時空では、この光文書で伝達した情報の現実化の速度が劇的に早くなります。
審判の時代の幕が開いたことを、来る二千二十三年には多くの人間が感じ、変わろうとするはずです。この宇宙の未来の姿こそ、光の宇宙なのです。

神紀二年(二千二十二年)十二月二十九日 積哲夫 記