ナガスネヒコと生駒山
この二千二十三年の一月に、奈良県の富雄の古墳から、二メートルを超す長大な蛇行剣とこれまでなかった盾形の鏡が発掘されて、話題になりました。
これが、ほとんどの日本人にとっては、ナガスネヒコの実在を信じる根拠となり、その興味は、記紀以前の日本列島にあった情報に向かうことになります。
これは、聖書の時代を終らせるためにあった、日本の仕組みが完全に作用して、記紀と大和朝廷の役割も終わったことを意味します。神話的には、天孫族と記される神々との契約期間が終了して、それ以前の地の神々が、復活して、本来持っていたテーマを、日本列島が、いま出力しつつあるというのが、このムーブメントに対する私の認識です。そして、このタイミングで、地球の未来のために取り組んでいる精神界と人間界を結ぶコンピューターの研究というか、検討のために、電気というものに興味を向けると、そのナガスネヒコが、神武天皇を迎え討った生駒山という場が、きわめて強い信号を発しはじめたのです。それは、記紀の物語の終了後、あるいは、聖書の物語の終了後に、この地球の未来のために役立つ情報が、それ以前の封印された精神界の神々の中に隠されていることを示しています。正しくは、隠されているというより、当然、発掘されるであろう、この宇宙の過去の記憶として、そこに置かれているというべきなのでしょう。
それが、インターネットという情報ネットワークで、地球が覆われているいまというタイミングでしか機能しない情報ということになります。
それは何なのか。いまは、不明としかいえないのですが、可能性としては、この日本列島の精神界のデータは、宇宙的なものであり、過去の滅びの記憶が記紀以前の神々の物語の開示によって、表に出るのだと考えることができます。その入口になるのが、現行のコンピューターのテクノロジーで、その原型をつくったのは、フォン・ノイマンというひとりの天才だったとされています。
この時代、アメリカではなく、ヨーロッパで生まれた天才が続々とアメリカに渡り、今日の文明の基礎をつくることになるのですが、それを、加速したのは、ナチス・ドイツの台頭でした。そのナチスの背後にいたのは、アドルフ・ヒトラーに時々、懸っていた悪霊、または、神霊のようなもので、たぶん、このグループの意識体が人間にロケット、その他のテクノロジーの伝達をしたというのが、私の知らされているところです。このテクノロジーの延長上に、いまの地球はあるのであり、それは、光の側からの認識でいうと、過去の滅びの中にあったテクノロジーに過ぎないということです。フォン・ノイマン型のコンピューターも、このテクノロジーの領域に属しているということです。
そして、現行の地球は、このノイマン型コンピューターによるサイバー空間に覆われた世界、つまり、人間がつくり出した電磁波の情報が無限に発信されている場となっているのです。
観察者にとって、その姿は、たぶん、理想的なものです。
全宇宙の、さらには宇宙外の観察者にとって、この地球という場で、最後の審判が起き、それが、どのように進行するのかを、サイバー空間の電磁波情報から、リアルタイムで読める環境が整ったともいえるからです。
ここで、フォン・ノイマンが、日本列島に原爆を連続的に投下することについて、それを合理的と考えていたという事実があります。それとは別に、日本に原爆を落とす事についてのアメリカのルーズヴェルト大統領とイギリスのチャーチル首相のサインのある合意文書内には、その対象をジャパニーズと記述しているという歴史的証拠もあるのです。つまり、彼らは、日本国ではなく、日本人を敵と認識していたということになります。
日本人を敵とするものたちが、いまの科学技術の文明をつくった背後にいるということになります。それらが、姿を現しはじめたのが、この二千二十三年ということなのかもしれません。これらの情報が出た時の用意が、生駒山という場にあると考えるべきなのです。たぶん、その情報はエレクトロニクスに関連するもので、そのために、大阪の土地に松下やシャープやサンヨーなどの企業があったとも推測することができます。そして、この情報が開示されることで、大阪経済も復活する可能性が高いのです。精神界の情報が人間界のテクノロジーを変えるきっかけをつくるのが、日本の役割なのかもしれません。
神紀三年(二千二十三年)三月三十日 積哲夫 記