No.30

「思えばいろいろあったような」

 

これは一種の夢みたいな変な話なんだけど

 

面白いかもと思ったので書いてみる。

 

シリウス星のあたりにかつて、文明があって、そこではサイキッカー同士の宇宙空間での熾烈な戦争があった、という物語の記憶を読んだことがある。

 

スターウォーズよりも苛烈で救いようのない戦争だったのかもしれない。その時の宇宙の匂いのようなものを、嗅いだ夢も見ている。金属みたいな、ガソリンみたいな、独特の焦げ臭さがあった。

 

仮にシリウス文明と呼ぶけれど、そこは漫画の地球(テラ)へ・・・みたいな世界で、強力な超能力者による戦闘があったらしい。

 

私が読んだのは、その戦争に参加していた傭兵にマイナーという青年がいて、彼は結構強力な能力者だったという物語のデータ。

 

幼い妹がいたのだけど、病気がちなその子のために傭兵になったようだ。

 

一人で戦闘機の宇宙船を操作して施設に破壊工作員として乗りこむし、発火能力で相手の体の水分温度を操作したり、サイコキネシスで脳破壊をして殺害してしまうほどの実力者だ。

でも、事故で妹を失ってしまって、生きる目的を見失って、ナイフで自殺している。

 

そんな物語を読んでいたころは、霊的な探索に興味が強くて、あっちこっちに意識を飛ばしてうろうろすることが多かった。

 

で、よく邪悪な意識体に見つかっては精神界で戦いになっていたのだが、彼の人格やデータ、能力などをマトリックス(仮想再現)として使って戦うということをやってみると、それでとりあえずなんとかできた時もあったのだ。

一撃一撃が大味で、体のエネルギーをばかすか使って、燃費が悪いことを除けば、一応彼も戦闘のプロだったからだ。

今は精神的に厄介な影響もありそうなので危険かもと判断して、ほとんどやってないけど、要するに、以前にエホバが降臨した時のようなことを意識的にやっていた。一種の降霊術みたいなものだ。意識体のメタモルフォーゼ(変身)でもある。

 

 

シリアの内戦がニュースになったりした時期だったと思うけど、そこで内戦の被害を受けた町のあたりを意識体でふらふらしていると、その町の精神世界には、スピリチュアル界隈でいうところのレプティリアンのような、大トカゲ型・爬虫類型の意識体の姿があった。

 

それを観察していると、彼らは傷ついたり亡くなったりした人の発するネガティブなエネルギー、恐怖などの感情のエネルギーを食い物にしている、邪悪な性質の持ち主だと分かった。

 

そんなのが現地にうろうろしていて、ふらっと出かけた先でそんなのに出会っては、やたら攻撃を仕掛けられるので、ガンダムのような空中戦でどんぱちやっていたのだ。

 

意識的な世界をふらふらしていたら死角から攻撃を受けるといったことが日常だったし、実際に体にも痛みなど悪影響があったので、防衛戦をせざるを得なかったのだ。

 

他にも、東日本大震災後に、20132014年くらいに、自分の能力の訓練をしていた時に、フクシマのあたりにも何度かエネルギー的に支援をしに行った(というより、必要な場所にと祈っていたら行かされた?)のだけど、そこで黒い龍に出会ったことがある。

 

龍といえば味方ではないのか?とも思ったけれど、邪悪な方の龍だったようで、敵意を持って向かってきた身の丈30メートルはありそうな巨体を、ある白い天使のような存在のマトリックスを使って、口のあたりから二枚おろしのように綺麗に両断したのだった。

 

あとから思えば、精神学協会で知った「原子力の技術を黒い邪悪な龍たちが知っていた」という情報と、ちゃんと私が精神界で見聞きしたことは一致していたのだ。

 

黒い龍をミカエルのような天使が剣で切り裂いたという話も、のちに光文書か、セミナーでの報告だったか、どこかでそんな記述を読んで、何かの共時性のようなものを感じた覚えがある。

 

 

ブログの中で、ここまで私が悪魔のような邪悪な意識体との戦いに慣れているのは、こういった経験が生きているし、ある意味、ずっと意識的な世界でのサバイバルが、25年間続いてきたのだと思う。

 

子供の頃から見えないストレスに晒されて、しょっちゅう吐き気を覚えてはえずいていたし、頻繁に悪夢にも苛まれた。

 

夢の中で、家の中で邪悪な意識体に喉元にかじりつかれて倒れ込んだことさえある。

 

目を閉じた瞬間に脳裏に邪悪なもののイメージが浮かび続けて、なぜそんなイメージが浮かぶのか、訳もわからず怖さに耐えつつ無視をして、ずっと布団の中で怯えながら、眠りが訪れるのを待った夜も何度もあった。

 

夢なんか見なければいいと、自己暗示さえ自分にかけて、泥のように眠ることを選んだ時期さえあって、その頃の私にとっての日常は地獄のようなものだったのだ。

 

鬱病のようになって、悪魔の囁きがいつも心の隅に響いていた。

 

ほら。そこのホームから飛び込めばいい。

そこの道路に飛び出してみろ。階段の上から、窓の手すりから身を乗り出して落ちればいい。

そうしたら簡単に死ねる、と。

 

私がそこで死ななかったのは、そのタイミングで死ぬことに合理的な理由を見出せなかったからに過ぎない。

 

その提案や誘惑を跳ね除けられたのは、ここで死ぬ正当な理由などない、ただその一点に尽きたし、きっと精神界からの見えない助けもあったから。

 

「癒えない痛みや悲しみに傷つこうとも

感情を失ってはならない

人間を嫌わない方がいい

 

起こることすべてに意味がある

今は分からずともいい

きっといつか、

未来で分かる日がくるはずだ」

 

誰かの歌や文章を通じて、そう語りかけてきてくれる誰かの存在を、無意識でも知っていた。

 

「そして、能力を君は自力で開発しだした。恐怖や闇の邪悪さに耐えるために、それは神に誘導されてというより、君自身の魂の絶叫から誘発された行動だ。それは生き残ることへの執念だ。その魂の生き残るという意志の強さこそ、新時代を生きる魂の条件だったともいえる」

 

イエスさんが言っていたことは、たぶん、こういうことだったのだと思う。

 

何一つ、神さまからしてみたら、私の人生に間違いなんてないのだろう。

 

最終知識と精神学を証明するために、新人類の試作のために、「誰かひとり、成功して残ってくれたらいいや」と、実験的に人間として作られて生まれてきた。下手したら精神病棟か、鬱病で悲惨な人生になっていたわけだ。

 

私がそうならなかったのは、「どんなに頭の中がカオスになっても、社会的生活とコミュニケーション能力さえ最低限正常に見せかけることができたら、とりあえず人間は健常者と判断してくれるし、社会的利益を享受できる」という論理でリアルを生きてきたからかもしれない。

 

相変わらず神さまは無慈悲か、と人間的にはツッコミどころは多々あれど。

 

悲鳴を上げたり苦しんだりしたけど、なんとか生き残って、今も生きている。