この世に起こりしことの受けとめ方

輝かしい平和な世界を創造する前に清算しなければならない問題がこの地球上に沢山存在します。自然環境やそれぞれの国の社会情勢や教育問題において、又金融機関や医療や保険問題や福祉について等々数え上げればきりがなく難解な問題が山ずみされています。それぞれの分野でそれぞれの関係の人々が一生懸命に頑張っておられます。その専門分野においては、その責務に携わる方々のご苦労や諸問題の処理に日夜労を惜しまず働かれていることに関して、何も申し上げるべき事は御座いません。ただ色々と起こったことについて、当事者や第三者的な立場に居る人々や、またそれに全く関与していない立場の人たちの思いを含め、考えて見たいと思うのです。それはこの私自身も自分に関係のない場所で起こったことだとして、無責任な考えで来たことの反省を踏まえた上での、一つの考え方と思っていただきたいと思います。目や耳を覆いたくなるような事件や様々な問題がニュースで流れます。それらを知った時、皆様方の心の中でどの様に受けとめどの様に解釈し、処理しているでしょうか。例えば家庭内暴力やいじめや登校拒否の問題について、子どもを責めますか?親を責めますか?学校に責任を問いますか?それぞれに考えなければならない部分があるのだということは分かります。いじめ問題にしてもいじめる側、いじめられる側、それぞれの子どもが何かそういう要素を持っているとしたら?・・・様々な問題因子を作った周りの大人たちにも大いに責任があります。今ここに存在する私たち一人ひとりは、この世の中でたった一人の存在であること。その一人ひとりが生まれるまでには、両親・その前はお爺ちゃんお婆ちゃん・その前のお爺ちゃんお婆ちゃん・・・・・永遠に続いている命の繋がりがあって自分が生まれ、そして一人ひとりに役割があるということ、等々私たち大人が責任を持って教えてあげる必要があります。子ども達に生きる意味を説き、勇気と自信を教えてゆかなければなりません。自分に自信を持つということは、自分自身を大切にしなければならないことを知り、また、他人をも大切に思う心が芽生えるものと信じます。そしてこの世で人間として生きる意味を一緒になって考えられる智恵を大人も学ぶべきだと思います。自然環境においても同様で人間の自分勝手な考えでむやみに自然を破壊し、利益ばかりを追求して楽な生活贅沢な生活を好み、あげくの果てに地球温暖化による自然形態を著しく壊し、人類最大の危機が私たちに不安を抱かせています。それらもやはり一人ひとりの心のあり方が一番重要と考えます。この地球上に人類が始まった時より今日までの人間の思いが今の地球環境を作り上げたと反省しなければなりません。この環境を元に戻そうとするなら、私たち人間の心が変わらなければ問題解決への道がないものと確信するのです。この世に起こっている問題全てが私たちの心の在り方で方向が決まります。今を生きる者全ての責任であり全ての人々が心一つにし、みんなが個々に責任を持とうという自覚が最も必要と思っています。問題定義が大きすぎて理解が難しいかも知れませんが、地球の運命も私たちの運命も一緒であることを知って欲しいと思うのです。自然の恐さや、自然からの恩恵をも忘れ、人間が一番偉いという思い上がった考えによって自然界を無視し人間本位の社会意識を作り上げ、人間本来の心をも忘れてしまう。地球の危機も人類の滅亡も当然の報いと知らなければなりません。豊な心をつくり優しさと安らぎを与えてくれる自然と大地にもっともっと目を向けるべきと思います。自然界の営みの中に、人間もその一部として生きていることを忘れてはならないと思います。(*注・これは13~14年前に書いているので現在は不登校問題も自然に対する考え方も、この頃とは少し変わってきたように思います。ただ良くなったのか悪くなったのか結果はこれから・・・・・)