心の法を学べ

*平成七年元旦。夢にて、真っ暗なトンネルの中。元気の無い子ども達、二十四人。その子ども達に語りかけようとする私。ただ、うつろな目で膝を抱えて寂しそうに座っている姿。元気が無い。悲しそう。何といって話しかけてあげようか。わたしは言葉を捜している。やっと言葉を見つけた。「みんなは何かしたいという夢がないの?」と尋ねると、しばらくして、うつむいていた顔を上げ、一人の男の子が話し始める。また次の子が、そうして口々に自分の夢や希望を語ってくれる。手を振りかざして、ピョンピョン跳ねながら飛び回る子も居る。だんだん活気が出て表情が生き生きしてきた。「私は良かったー」と思いながら胸をなでおろす。すると子ども達の足元から、何とも言いようの無い綺麗な光が昇ってくる。その光に照らされた子ども達のシルエットが浮かび上がる。なんだろう?この光は?その時、「テレビを見てみよ。冨士山の素晴らしい初日の出や!!」と、言っている主人の声に起こされ、テレビの前に行くとビックリ!富士山を後方からくっきりと浮かび上がらせ、まばゆく照らしている太陽の光と、子ども達の後ろから昇ってきた光、照らす角度も光の色も、全く同じなのに、ただただビックリ。富士山と子どもの違いだけ・・・。「起こされた・・」と思っていた自分が恥ずかしい。正直、主人に心から感謝でした。その後、まだ早いからもう一度眠ろうとして、布団に入るが眠れない。瞑想でもしようかと思い座る。突然胸が熱くなり、涙がこみ上げる。自分の目の前に空海さんの姿。「この一年間、心の法を学べ。ヒントは酸素・空気・太陽」その後再度布団に入るが眠れず、ただ目を閉じているだけ。すずり石と太く大きな筆が出てくる。プーンと墨の匂い。その匂いに誘われ、墨を磨る。何を書くのか?筆を用意して思いのままに書いてみる。字に凄いパワーを感じてビックリする。ちなみに書いた文字は、上から左に日、真ん中に魂、右に月。二段目左に火、真ん中に神、右に水。三段目左に星、真中に土、右に風を書く。なんだかマンダラのような?自分が書いていながら、書いた文字のパワーにビックリ。