死は終わりではなく始まりである

死と魂の世界について・・・人生の学びを終え、肉体から離れた後の私たちは一体どこへ行くのでしょうか?「命ある限り人生を悔いなく生きる」それが私たちの目標であり、努力と行動力が明るい未来に向かうための条件だとして受け入れれば、人生をどのように生きれば良いのか答えが自ずとわかるでしょう。喜怒哀楽の感情も、その先はすべて感謝に変わる種であるとすれば必ず努力が報われるものです。一つの考え方として、全てを前向きに受け入れ、目の前に起きている現状を自分に課せられた問題集として捉え、自分の力で処理して解決してゆく。そして目先の結果ばかりを求めず、自分の日常生活のひとこまひとこまから得た喜びが、全て心の栄養素となることを感じることが必要です。その繰り返しが何十年と続き、私たち一人一人の人生の生き様として、脳や心に刻まれていきます。そして最後には、一人ひとりの人生の締めくくりへと繋がるのです。また肉体を離れ、次の段階として、どれだけ生きた喜びを感じとれているか、自分の人生の学びに対する結果を出さなければなりません。肉体を持って生きているときは、失敗してもそれを見つめ直し反省してやり直すことができますが、肉体が無くなればやり直し、学び直しが出来なくなってしまいます。また自分の人生の集大成が一瞬のうちに自覚させられてしまいます。その時はまだ自分の学びを採点するまでには至っておりません。夫婦として、親子として、兄弟姉妹として、友達として、様々な人間関係の出会いも、全て約束があっての出会いであり出来事であることを知っていきます。いよいよ魂の世界への出発です。白い煙のようなタイムトンネルを抜けると、二つの出口があり、別々な魂の世界として二つのかけ離れた世界が広がります。光の世界と闇の世界に通じる道です。(但し、全く魂の世界を信じず、この世に異常なほど、執着心や恨み憎しみを持つ魂はこの地を離れることはありません。怨念という念波を残しこの地に留まろうとします。)( )内以外の魂はこのどちらかに辿りつきます。一つは闇の世界で、この先は真っ暗な闇の世界に通じる世界です。この世界に入ってしまうと簡単に抜け出ることができません。自分が何処にいるのかさえ分からなくなる世界です。ではもう一つの世界とは?この道こそ、私たちが進むべき道、光に通じる世界です。自分が肉体を離れたことを自覚し、生きたことに喜びを感じて自分の世界へ帰ることを信じている人たちの世界です。明るい光に包まれ沢山の仲間たちと住む世界で、ここには生前出会った人たちとの再開も可能で、自分の意識状態を理解し、満ち足りた世界で、多くの仲間たちが、思いのまま自分の世界をつくり生きています。仏教用語でいう、霊界もしくは極楽浄土と思ってくだされば良いでしょう。しばらくこの世界で肉体を持って学び終えた開放感を味わう安らぎの場です。そしてまたこの世界においても、此処で満足してしまってはいけません。この世界は今までの物質意識(三次元意識)を卒業して本当の光に向かって進むことを自覚する場所でもあるのです。