別巻<家のお清め>

「実は、以前にいただいた聖油を両親に使っているのですが、最近ワタシ自身の皮膚などにアトピーの症状が現れ、それがどんどん酷くなっていくのです。初めて熱を出した母に聖油をつけたときには、すぐに効果が現れ、通常は何日も下がらない熱が翌日には下がったりもしていたのですが、足が少し不自由な父にマッサージを続けているうちに、だんだん効果が薄れているように感じだしました。ほとんど病気をしない母が、また熱を出したときには聖油を使っても下がらず、何日も寝たり起きたりを繰り返していました。
ワタシの能力不足で、浄化しきれないものが、自分自身の皮膚に現れたり、両親に逆流して余計に症状を悪くしているのではないかと思うのと同時に、洗面台やトイレなど水周りにいやなにおいを感じたり吐き気を催したりするようになり、もしかするとこの場所に問題があるのではないかと思い始めました。
そこで、試しに会社に3日ほど泊まってみると、何とアトピーの症状が軽くなっていくのです。
ちょうどそのような状態のときに、ミエルさんのブログを読んで、これだ!と思いました。ただワタシは、SBMも習っていないし、見えたり聞こえたりという能力は何もないので、できるはずがないとは思いつつも、ブログには、手順通りにすれば誰でもできると書いてあったので、Sekiさんに聞いてみようと思った次第です。」

「じゃあ、やってみるか?」

「ワタシにもできるのですか?」

「やってみたら?」

「はい。」

ということで、聖塩と手順書をいただきました。
「聖塩はあら塩にまぜて使えば良いから。」

「分かりました。ありがとうございました。」

5月最後の金曜に塩をいただいて帰ったが、翌日は仕事で遅くなったので、日曜の夜に、両親にできるかどうか分からないが、家のお清めをしてみたいと話した。一応、今の状態と目的などを話したが、ワタシの説明が悪かったせいで、ものすごく険悪なムードになってしまった。最後は父に、ごちゃごちゃ言ってても仕方ないから、塩はそこにあるからやってみろと言われる始末。準備があるから今はできないと断って、その日は休んだ。

翌日、聞いてみたいことがありSekiさんに電話した。
「手順書には、産土神社にご挨拶をすると書いてあるのですが、どこのことか分かりません。何となく、ここかなと思う神社はあるのですが、そこへご挨拶に行けば良いのでしょうか?」

「まあ、行かないとできないということはないんですけどね・・・。思うところがあるんだったら、ご挨拶しといた方がいいんちゃう?そんな質問してるけど、もうやってみたんやろ?」

「いえ、神社のことを聞いてからと思ったのでまだです。それから、気のせいかも知れないのですが、昨日、両親にお清めをすると宣言してから、もう始まっているのではないかと思うくらい、夜は寝苦しかったし、身体のそこかしこが痛いのです。」

「宣言したら、始まってるよ。」

「えっ、そうなんですか?じゃあ、早くしないといつまでもこの状態がつづくということですか?」

「はよ、しいや。」

「分かりました。早速、今日帰ったらしてみます。」

産土の神社は、駅から自宅までの間にあるので、帰りに寄って、家に帰ったら一番にしてみようと手順を考えながら帰っていると、甥から電話がかかってきた。家に来ているとのこと。これも何かの兆候かななどと思いながら、みんなが寝静まって日が変わる少しまえから始めた。
聖塩は、混ぜるより上に乗せた方が良いかと思ったので、聖塩を先に入れ、スーパーで売っているあら塩をいっぱいに詰めて、家の周り4箇所に置いた。前日からスタートしていたせいか、一巡目で既に清められているようには感じたが、予想していた通り、ミエルさんのように具体的な現象は何もなかった。

「本当のところは分かりませんが、一応、お清めはできたような気がします。」

「できたと感じるなら、できたのでしょう。」

「お清めが終わった後に、使った塩をどうしようかと思い、家の周りの土に撒き散らしたのです。結構大量にあるので、1箇所に撒くのもどうかと思ったので、できるだけ広く撒いたのですが、翌日、地面が真っ白になっていたのを見た父に、塩を撒くのかと聞かれたので、手順書には書いてないけど、家の外も清められるかと思って勝手に撒いたことを告げ、気になるなら水でも撒いてと言い残して会社へ行きました。
そして、仕事を終えて帰宅してみると、家の周りが濡れていたので、てっきり水を撒いたのだと思っていると、雨が降ったと言うのです。
ワタシの会社は、隣の市ですが、その日、雨は降りませんでした。その雨で、大量に水が流れて、家の前に植わっている笹から葉が落ちて溝に流れ、かなり汚い状態になってしまったそうです。翌朝、母が家の周りを掃いて掃除をしたことで、精神的にも物質的にもお清めが完了したのではと思い、報告にきました。」

「まあ、そういうこともあるかもしれませんね。」

「ワタシレベルでできるなら、本当に誰でもできるということですよね。」

「最初から、そう言っているでしょ。」

まだまだ、完治はしないが、アトピー部分も少しずつ良くなり、いやなにおいもしなくなった。本当に読むだけでできるなんて、未だに信じられないが・・・。
でも、最終知識を読むだけで、知能が上がるということも、実証できているし・・・。
ワタシは、SBMやお清めを他者のためにできる人にはなれないが、自分や身内のためならできる人にはなれるのかも・・・。

1 thought on “別巻<家のお清め>

  1. suzushirosatori

    イチキシマさん、初めてコメントさせていただきます。
    piyocoと申します。

    本日イチキシマさんのブログに勇気をいただき、私も場の清めを実行することができました。(ちゃんと清められているかどうかは不明ですが)

    イチキシマさんが書いて下さったことが、大いに参考になりました。本当にありがとうございました。

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