10の巻 <ビジネスとは・・・4>

Sekiさん「お願い事もきいてもらえるかもしれませんね。正しいことを正しい方法で願うということができれば、の話ですが。」
ワタシ「ワタシにメッキをかけてくださっていると仰っていましたが、それは、お願い事をきいてもらえるということに関連があるのですか?」
Sekiさん「君にメッキをかけることになったのは、君がそう願ったからではありません。お父さんに感謝しなさい。」
ワタシ「えっ?なぜ父親が、今、話しにでてくるのですか?」
Sekiさん「君のお父さんは、ある宗教を信じていると言っていましたね。めずらしく、本当に信仰の厚いひとのようです。正しい祈りは、闇を突き抜けて光に届きます。その祈りのなかで、君の事をお願いされたのが伝わって、君は助けられているのです。」
ワタシ「そういえば、毎朝教会に行ってみんなのことをお願いしていると、聞いたことはあります。いつも、教会にお参りしてお願いしろと言われるので、煙たがっていたのですが・・・。」
Sekiさん「君は、今までほとんど運だけで生きてきたように感じませんか?
会社を存続させられているのも、祈りによるものだとは思いませんか?」
ワタシ「そうですね。自分自身のことを強運の持ち主だとは思います。では、ワタシもお願いをすれば、さらに良くなるのですか?」
Sekiさん「自分のことを願っても、神さまがかなえてくれるわけはありません。それに、今の君には、正しく祈ることはできません。
祈りと願いは異なるものです。私心があると正しい祈りはできません。信仰というのは信じて仰ぎ見るということです。自我をなくし、神にゆだねることができる人間は、それほどいるわけではありません。本当に信仰のあるひとでなければ、正しく祈ることはできません。
でも、正しい祈りができるなら、お願い事もきいてもらえるかもしれませんね。君のお父さんのように。」
ワタシ「そのことは、父親は知っているのですか?」
Sekiさん「さあ。意識はしていないでしょうね。
でも、いくらお父さんが祈ってくれたからといっても、君自身が私利私欲のかたまりだったら、ビジネスはできませんよ。神が助けてくれるのは50%、あと50%はその本人にかかっているのですから。だから、メッキなのです。」

へー、そういうことだったのか!
メッキが剥がれないうちに、ビジネスができる人間にならなければ!
でも、親が子供のことを祈るというのは、誰でもやっているような気がするけど・・・。なぜ、願いを聞いてもらえてるんだろう?
また、Sekiさんに聞いてみよう。

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