平 等 

昨晩 猫ちゃんが想定範囲を越えた行動を起こし
一時 うちの周辺で見失った

ああ
かみさま どうか またこの手に抱っこできますように

いつも外へいっしょに出たがる子
体におんぶ紐を巻きつけてそとの松の木のところで土に触れていた

突如
ものすごい力を出して身をよじり出した

・だめだーだめだー私の手の中から離れてはだめだー

とひっしで抱きかかえようとしたけど
燃え上がる炎のように立ちこめた力の勢いで
真っ暗な中 狂ったかのように 走り出した

ああ
かみさま
あのこを遠くにやらないでおねがいたすけて

途方にくれながら
裏に回った

さいわい行き止まりのコーナーで身を丸くしているのが目に入った

抱きあげた拍子にさきほどの炎のような力が出てきたらどうしよう
と不安になった
さいわいまたたびが裏の棚に置いてあった

・ほらほら 出ておいで 私だよ またたびだよ

またたびに近づいてきた

ああ よかった

しずかに でも 炎のような力に負けないようしっかり猫ちゃんを抱きかかえた

表に回って歩いているときパラッ ポツリ と雨が空からふってきた

ああ
炎 に あめ
たすけてもらった

就寝時。燃え上がる炎の力で自分の指からしゅっけつしていた
心臓がバクバクしていた
おふだを手に持って浄化と上昇のいのりをした
すぐさま眠りにおちた
また目が覚めた
ほんの5分しかたっていなかった
指の引っかき傷も平気になっていた
心臓も。。
身体中に受けた緊張した筋肉も平常になった

6人いる猫たちの中で この子は 触れたとき
ビリッ ビビ っと 静電気をよく起こす

昨晩のことを振り返った

あの松の木のところで私の身体の中にいたゆうれい(静電気)が抜けたのかもしれない

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