通信

2010.9.15 23:17受

なきぬれて
なきつきて
つきたさきは
なんであるのか
己のいきばのない
あらぶれた たま
あつくるしいさま

誰かの中に
己をおくのではない
己の中に己が
きちんと住んでおれば
正しきところに 置かれておれば
人は苦しむことも
人と比ぶることも
人の不幸も幸福も
すべて己のせいであると
わかるものである

己を己の外に 置くからくるしいのである
なぜそとにばかり
求めるのであるか
よくよく 考えてみれば
わかることであらう
求めるものには
与えられるのであるが
誰かに求めても
与えられるのは さらなる苦悩ばかりじゃ
それでも まだ気付かぬものには
さらにました 苦悩と苦痛じゃ
それもまた 自らがつくりだした 地獄ぞ

自らつくりだした地獄で
もがき苦しむのは 結構じゃがの
まわりからしてみれば
一人芝居の はた迷惑ぞ
自らが 苦悩から その地獄の永遠から
ぬけだしたいとおもうものは
よくよくおのれの中を見るがよい
そして自分のことを言うものは
永遠にその循環からぬけだせぬのじゃ
自分のことを言わぬように
なったならぬける日も 近いものぞ
自分で自分を認めぬものに
誰が認めてくださろうか
ようぬけぬけと 認めてくれぬと
申せるものじゃの

内にあるものは外に 外にあるものは内にあるのぞ
内にあるもの みがけば
外はかってに ひかるのぞ
内と外 違うもののようで 同じじゃ
同じもののようで ちがうのぞ

ようよう目開いて見てくだされよ
聞きたいこと以外もたまには聞いてくだされよ
おのれのそうじ さっさと おわらせよ。

<アマツヒツクノカミ>

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