「かなしみのタネ」はもういらない

「目覚める」こととは
自分がまいているタネが何なのか、どこにまいているのか
わかっているひと。
かなしみのタネの芽を刈り取ることではなく
かなしみのタネをまかない、ひとの世が御国と呼ばれるもの。
そこに神や神々や悪魔はいない。
かれらはかなしみのタネがわからなかった。

わかるものはひと。
自分の罪を知るもの。
十字架の苦しみを知るもの。
かなしみを与えないもの。
神や神々や悪魔の欠点を知るもの。
じぶんが正しいと決していわないもの。
デクノボウ。いとちいさきもの。祈るもの。
かなしみのタネをまかないひとなり。
                          ミエル

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