タケのバンクーバー通信

歴史から抹消してしまった国防と国益 48
-日本人が考える他民族の共存とは-

 日本では、移民受け入れを積極的にしていますが、先進国は外国人の居住規制を厳しくして減らす方向に動いています。日本政府の対応は、世界の流れとは真逆に進んでいます。ヨーロッパをはじめ先進国は、他民族との共存の先には何があるのかを理解し、自国民を護る保守思想に舵をきる国が増えています。毎年、数万人の外国人が入国して、大量の外貨を持って不動産や企業を買いあさり、他民族のネットワークを作った時には、どんな地域社会や労働環境になるのか想像してください。Vancouverで起きていることが、日本で起きればこのようになります。
 他民族が特定の地域に住みつけば、その場所に日本人が足を踏み入れることも出来なくなり、日本の法が通じなくなります。さらに、街の中心部の商業不動産や企業が外国人に渡った時には、労働者は簡単にリストラされて、日本人には還元されない経済循環が作られます。そうすると、日本人だけが貧困化していく社会になっていきます。
 カナダに住んでいて感じることは、他民族との共存は「みんな仲良く」というお花畑ではありません。同民族を守るための経済圏を作り、中国人にしてもインド人にしても韓国人にしても、彼らは自分たちの経済圏と生活圏を作り、他民族を排除する仕組みを作ります。そして、同胞の中で経済が回るシステムを作ります。ある意味、民族の陣地取りが多民族国家の1つの側面です。
 他民族を大量に入れるということは、日本の中で外国人の資本家が増えていくことを意味します。そうすると、過疎化になっている土地に、いろいろな民族が入り民族タウンを作ります。それは、横浜や神戸の中華街レベルの話しではなくなります。ほとんどの民族は、子々孫々のために移住を考えているので、いつしかその場所は占拠されてしまいます。加えて、他民族の経済圏は現行の税務署や法では取り締まりが出来なくなり、日本人にはお金が回らない経済循環を作ります。そうすると、日本人には低賃金の仕事しかなくなり奴隷化された社会になっていくでしょう。
 いま、北米で起きている2重構造の経済循環が、日本に入ったときには日本は亡国になります。このシステムの怖いところは、先住民だけが貧困になり働いても決して裕福になれない装置が、国づくりの柱になってしまうことです。
 日本民族の子々孫々ために作ってきた、公共インフラや教育機関は他国の人が使い、日本人には還元されない仕組みになっていくでしょう。いまの日本人は、婚姻率や出産率は低く日本に住んでいる外国人の出産率の方が高くなっています。そうすると、彼らの教育機関と公共サービスになり、日本人はそれを支えるための労働兼納税者になり、20~30年先には日本人が賤民(せんにん:社会制度の最下層に置かれて、差別された人々)になってしまいます。
 自国に居ながら、日本民族の繁栄には繋がらない社会を作ることが、日本人は望んでいるのでしょうか? いま、北米で起きている現実は先住民から移住者中心の社会になろうとしています。アメリカ・カナダは、「法の下の平等」を謳い移民法が作られました。しかし、その法律は外国資本(外国人・移住者)を持ってきた人間に特定の地位と富裕のポジションを与えて、先住民がどんどん貧乏になっていく装置になっています。
 世界は、移民問題が亡国に繋がるとして、必死にその装置の破壊に入りました。日本だけが事なかれ主義で、世界の流れとは違う政治をしています。岸田首相をはじめ、その意味すら理解せず外国人に媚びる政治をしていることに、1人1人の日本人は危機を感じる必要があります。
 2024年から大きな激動の時代(民族の生存競争)に入り、いままでの常識で生きていくことは出来ない時代になりました。いま、各国は亡国にならないように、グローバル思想から自国民生存に政治が動き始めています。先進国は、リベラル思想とグローバル思想の幻想に踊らされて理想郷の中にいます。アメリカは、この大統領選で分断され、いまのアメリカという国は維持できなくなるでしょう。そして、カナダのような移民大国は、どのような国家運営になるのか先が見えません。しかし、いまカナダは自国民を保護する政治に大きく舵をきって社会が変わりつつあります。
 日本は、欧州と北米にイデオロギーや国家観を寄せてきましたが、彼ら自身過去の政治やイデオロギーを自己否定しています。日本の政治家やメディアは、いまだにその状況を理解していません。多くの日本人は、昭和・平成に作られた先進国のイデオロギーに洗脳され、世界は次のフェイスに進んでいることを理解していません。
 日本の政治は、北米の移民政策に追随し亡国にしていくのか、大きな分岐点になっていることは間違いありません。