当然、そこには通貨発行権を求め続けたロスチャイルド一族の資本も入っています。
アメリカの歴史には、この通貨発行権を問題にした大統領は、何人か出ていて、その大統領は暗殺されるという運命が待っているという都市伝説もあります。
アメリカのドルの覇権というものは、アメリカの科学技術と軍事力によって守られてきたのですが、二十一世紀に入って、その影響力が低下する中で、ドルの先行きにも不安が持たれ、それが、ビットコインなどの暗号通貨の市場拡大を生みました。
暗号通貨の通貨発行権は、すでに国家のものではありません。
コンピュータが、世界経済をひとつのサイバー空間上の数字の流れに変えた結果、国家の役割はどんどん減少しています。さらに、現在いわれているようなGAFAMのような巨大企業群が、国家に税金を納めずに世界市場をコントロールするような社会の未来は、国境なき地球というものになります。
このまま進むと、資本の力で国家の時代は終わらされるのです。
それを良しとする人間グループがいる一方で、日本のような固有の文化を持った民族国家では、当然、反発が生じることになります。
いまのマスメディアでは、これをグローバリストと右派民族派の対決のように報じていますが、その報道姿勢そのものが、実はグローバリストの代弁者になっていることに、メディアの関係者も気付いていません。
精神界のデータによれば、この宇宙は、このマネーというものを巡って、神と、それに反するものが戦ってきた物語の舞台なのです。
それが、最終段階に到っているのが、いまの地球、世界経済の姿だといえます。
いまの世界のマネーのほとんどを握る国際金融資本家というものは、マネーを発行する権利を歴史的に手に入れた人間グループですが、その彼らが発行した数字上のマネーは、実体経済とはかけ離れたサイバー空間で行なわれるゲームで勝手に増加するものになっていることをまだ多くの人間は知りませんが、実は、そのような仕組みの中にあるのです。
これらのことを人間が知ることで、いまある資本主義の時代が終わりに向かうはずなのです。
この世にマネーで買えないものはないというのが、資本主義を信奉する人間の思い込みですが、これらの思い込みを人間の頭に刷り込んだものは、一般に、悪魔と呼ばれるものです。
そして、いまの世界を支配している人間グループの多くが、悪魔崇拝者、サタニストとして、マスメディアではない、多数のメディアで紹介されているのも偶然ではないのです。
これまで、マスメディアで働く人間は、その高収入と引き換えに、自分のたましいを売っていたことに気付くことはありませんでしたが、資本主義の崩壊時には、その高収入も消えることになります。いまの日本で進行中のことは、その一歩といえるものです。
神紀四年(二千二十四年)八月十五日 積哲夫 記