その意味では、すでに日本は九分九厘、悪の手に堕ちたのです。堕ちきったところで、どんでん返しが起きるための用意が、この七月五日から七日で、整ったということですが、その中心にいるのが、出口王仁三郎です。
戦前の日本で、ミロク様宣言が出口ナオから出た後に、ミロクの世を作るために出口王仁三郎は、動きに動き、当時の日本人の十パーセントとされる八百万人もの人間を組織しますが、それを怖れた政府によって弾圧され、この世直しは失敗します。
この世直しの失敗と、大日本帝国の敗戦は一対のもので、それも含めて、今回の用意のための型を示したのだということです。それは、中途半端な神々の意を受けた、ミコトモチの動員は、失敗をもたらすということです。その結果、いまの日本にミコトモチと呼ばれる人間は、いません。二千二十二年に暗殺された元首相の安倍晋三が、その最後です。このたましいにプログラムをインプットして、地上に降ろすというやり方の結果が、はじめはひとつの教えでも、そこから次々に分派が生まれるという戦後の宗教団体のムーブメントが生じたのです。
これらのことを、すべて学びとして、今回、改めてはじまるミロク世の神と人の関係は、最新の精神界の情報で、脳内宇宙を更新するという精神学協会のシステムと、いまの精神界に座を持つ神格とのコンタクトによって進めるというものです。
そして、その主役として、用意されたのが、出口王仁三郎というミロク神格ということです。大本教だけでなく、数多くの宗教団体が、いまの日本には存在していますが、宗教の時代を終わらせるために用意した、崑崙山のご神宝の発動後は、宗教は、その役割を終えたのです。そして、それを確認するために、出口王仁三郎は、精神学が伝えている浄化と上昇の場で、ミロク様、ワニサブロー様と呼びかければ、コンタクトしてくれる所まで、人間の精神界に降りてきています。
すでに、そこまでの用意がなされているということです。このミロクの世のために、戦前の日本で、人間の身体に降りて、その活動に参加したすべての神々は、改めて、いまある日本人のワケミタマに降りて、働くことが、この七月七日までに定められたのです。
これらのことを、検証するには、ひとりひとりが、浄化と上昇をして、出口王仁三郎という神格と対話すれば、いいだけなのです。王仁三郎は、「ワシの肉声は、この世に残っておるじゃろ、聞えた声でサニワができるわな。」というメッセージを伝えています。どうぞ、試してみてください。
神紀五年(二千二十五年)七月十七日 積哲夫 記