歴史から抹消してしまった国防と国益 51
-大手メディアの時代錯誤-
先日の討論や襲撃事件は、トランプ氏の強運の強さとタフさが世界中に流れ、アメリカ人の心を鷲掴みしました。その結果、バイデン大統領が大統領選を辞退するということになり、まともな選挙になっていません。そんな中で民主党は、カマラ・ハリスという無能な黒人女性を出すという茶番劇にまでなってしまいました。
ここで大きな問題は、日本のメディアやアメリカ政治の評論家が、アメリカ国内で起きていることと間違った政局を言って、日本人に正確な判断をさせていないことです。カマラ・ハリスが出て来た時点で、民主党が勝つことはありません。彼女は、民主党内部でも不評であり、彼女は国家観も政治理念もありません。日本で言えば、前回の都知事選の小池百合子氏や蓮舫氏とまったくかわりません。少し弁が立ちパフォーマンスが上手いというだけで、副大統領になれた人です。彼女が副大統領になれた理由は、4年前にさかのぼりバイデンを大統領で押すときに、どうしてもポリコレ(ポリティカル・コレクトネス<英: political correctness 略して:ポリコレと使う>とは、社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された政策(または対策)などを表す言葉の総称であり、人種・信条・性別・体型などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語を使用することを指す)のテイストを入れて、リベラル色を出したい民主党の意図がありました。それには、オバマ氏を上回るポリコレが必要でした。そのために、黒人であり女性で誰かいないか? 探していたときに出て来たのが、カマラ・ハリス氏です。
彼女の経歴を見ていればわかるように、ポリコレを武器にしながら政界を渡り歩き、出世欲と権力欲でのし上がった中身のない人です。出身地を見てもわかるように、ポリコレが強いカリフォルニア州から出ていることでもわかります。彼女は、アメリカが抱えている所得格差の問題や移民問題の事は、まったく興味ありません。その意味では、政治理念も国家観もない岸田首相にも似ているのかもしれません。
いま、アメリカ社会はポリコレやリベラル色で、アメリカ国民を豊かに出来るのか? 誰もが疑いの目で見ています。その原因は、オバマ政権時に戻ります。初めて黒人の大統領になって、誰もが新しいアメリカ社会を夢見ました。人種差別が軽減され、貧困格差が縮まり「イマジン」の世の中になると誰もが信じて期待をしていました。しかし、現状はまったく変わらず、むしろオバマ政権になってからの方が人種問題は深刻になりました。多くの人は、黒人が大統領になっても何も変わらず、何も出来ないことに失望と現実を知らされました。そのときの失望感と不信感は、いまだに拭えていません。民主党を支持していた人は、党利のポリコレで選挙ビジネスをしていることに嫌気をさしています。今回の民主党は、また同じことをしてポリコレ選挙で、政策も理念もない黒人女性を立て、アメリカ人をバカにした選挙をしています。
ちなみに、「なぜ、彼女が無能と言っているのか?」
https://www.nbcnews.com/nightly-news/video/harris-speaks-out-on-why-she-hasn-t-traveled-to-southern-border-114496069826

2021年のNBCニュースのインタビューですが、不法移民問題についてですが滑稽としか言えないことばかりを言っています。ここで、注目するのは不法移民問題の担当になっているのに、「なぜ一度もメキシコの国境に行かないのですか?」「私は国境には行ったことないわよ。それに、ヨーロッパにも行っていないのに、どうして??」意味不明なことを言って、たぶらかして笑っている映像が残ってしまいました。
不法移民者に「来ないで」と言っているだけで、政策をまったくしませんでした。それによって、カルフォルニア州は不法労働者問題とドラック問題がより深刻になりました。
私が一番疑問に思っているのは、地元の街がチャイナマネーで、ホームレスや不法移民との関係が深いことは知っているはずです。それを知らないとするならば、中国から供与があったのか媚中派と捉えるのが普通です。さらに深読みをすれば、チャイナマネーと中国人の不法移民に沈黙しているということは、アメリカを中国に占領されても良しとする国家観を持っていることを意味します。これは、オバマ氏が習近平氏と太平洋2分論を語っていたことに通じます。
話しは戻しますが、いまもメキシコ国境から入って来る不法移民は、中国産のフェンタニル(合成麻薬)の運び屋が多くアメリカ国内に入ってきます。このドラッグは、ゾンビ麻薬として西海岸を中心に蔓延して、人間がゾンビのように手をブラブラさせながら、廃人にさせていく恐ろしいドラックです。それが、ロサンゼルスやサンフランシスコのダウンタウンで蔓延して、ゾンビタウンになりシャッター街になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BZeidT2ZX9o
https://www.youtube.com/watch?v=5Esv-uhwtuE
https://www.youtube.com/watch?v=-Oe7mWAXirs
カルフォルニア州の若い人たちは、職と住む場所も失いフェンタニル中毒になって死亡しています。カルフォルニア州だけで1日に100人前後は亡くなっています。(少し古いですが、2023年のCDCのデータでは、アメリカ全土でフェンタニルが原因で死亡しているのは、1日300人という報告があります。ただし、アメリカには戸籍や住民表がないので、正確な人数が解らないので、それ以上の人が亡くなっていると見ています。)
この地元の状況を知っていながら、見て見ぬ振りをしている彼女の政治倫理と怠慢な態度はどこから来るのか? いくら、アメリカ人が能天気だと言っても、その現実を見ない人はいません。
これで、民主党が勝つようなことがあった場合には、アメリカ全土で暴動が起きます。そして、彼女の能力では世界秩序を保つことができず、世界の警察の役目は終わり「アメリカの覇権」は終わることになるでしょう。そして、国が分断化して国政もまともに出来なくなります。そうなれば、独裁国の天国になります。
いま、ロシア・中国・イラン・北朝鮮はしたたかにこの大統領選を見ています。この大統領選は、自分たちの覇権を広げる絶好のチャンスであり、この機会を逃したら亡国になる危険すらあるので、沈黙をしながらじっと見ているのです。
私は、今回の大統領選は共和党が勝つと見ています。不正投票や暗殺がない限り、トランプ氏になることは確実といっていいでしょう。さすがに、カマラ・ハリスを大統領にするほどアメリカ人は馬鹿ではありません。
日本国内では、「もしトラ」とか民主党優位など、どうでもいいことばかりを報道をしていますが、日本人は国家観を持ってこの大統領選を見なくてはいけません。今回は、共和党が勝ったとしても、いずれアメリカはモンロー主義に入っていきます。アメリカは自国だけで循環させる仕組みを作っていき、ブロック経済化をして、軍事面でのパワーバランスを縮小していきます。アメリカが、日本を防衛してくれる夢物語の時代は終わり、それは過去の体制になります。そのときに、日本は中国や朝鮮半島やロシアと対峙しながら、独立する覚悟があるのか? いまの自衛隊や海上保安庁の人たちに、祖国を守るために「命を捨ててください。」と言える首相がでてくるのでしょうか。
世界は、カオス化に向かっていきます。民族の生存競争とは何なのか? それすら、想像していないのがいまの日本の有識者やメディアです。
アメリカの移民対策を見ればわかるように、毎日不法移民が流入してサイレント・インベーションが起き、国が奪われる危機になっています。この状況で、何もしてこなかったのがカマラ・ハリス氏です。日本のテレビに出ているほとんどの人は、民主党を優勢としていますが、まともな見識だとは思えません。私個人は、共和党支持者でもなければ、民主党支持者でもありません。日本にとって、どちらが日本の国益に繋がるのか、それでしか見ていません。4年間共和党がやっても、庶民の生活が良くなるとは思えません。民主党よりも共和党の方がマシだというだけで、アメリカの没落は止めることができません。
日本は、国益という独自の民族の視点を持ち、自分たちの意志で世界を見るべきです。いまの日本の最大の問題は、アメリカの大手メディアの茶番に踊らされて、どうでもいい報道をしてリアリズムの視点で見ていないことです。日本の国民一人一人がリアリズムの世界で、時間軸(過去・未来)で見ることをしなくてはいけません。民主党のカマラ・ハリスを見て、まともな政治家と思っている時点でメディアに毒されています。地元の街を救えずに、アメリカ全土と世界秩序を良くできるはずがありません。常識的に考えたら誰でもわかります。
いま世界の政治を見ていると、どこもポピュリズムとポリコレによって、大手メディアが政治家と癒着して、無為無策の人をリーダーにして愚行な政治をさせています。日本でも、8年間無為無策で都知事の再選が決まり、東京の没落は進んでいくでしょう。数年後の東京は、ロスやサンフランシスコのような街が荒廃して、ポテンシャルがある街になるとは思えません。
大きな時間軸で世の中を見ることは、愚昧な政治家を出さない人知に到ることになります。いま日本メディアは、「報道しない自由」を使い戦前の日本のメディアと同じことをして、日本社会を間違った方向に導いています。歪んだ情報は、必ず時代錯誤になり情報に踊らされて、次世代の時代を作ることができません。真実を見るには、苦労や苦悩から逃げない精神を持ち、歴史観と常識を持つことです。そうすることで、人知で社会が見えるようになり、世の中の詭弁を見抜くことができます。いまは、情報過多の時代になり、より真実を見つけることが難しくなりました。しかし、ベースが出来ていれば情報に踊らされず、リアリズムに生きることができます。そこでは、必ず民族観と国家観と歴史観が必要になってきます。