~働くことの喜び~

No.34

高校生の時の担任の先生は『お前は田舎にいるのは勿体ないから、若いうちに都会に出て色々な事を観た方がじぶんの知識になる!』と教えてくれました。

一度は東京で暮らしてみたいと思っていて、就職して、お金を稼ぐようになったら、好きなことが出来る楽しい生活が待っていると期待に夢を膨らませていました。

就職先は大手のスーパーマーケットでした。
新入社員の研修では 挨拶から始まり 朝礼、終礼のスピーチ、接客など 毎日 大きな声を出す練習をしました。

幼少期から 親元を離れ暮らしていましたから人見知りはなく、よく喋る方でしたから研修は、とても楽でした。

学生の頃の祖母の厳しい躾は切なかったですが、その切なさが社会に出て役立ち思うより楽に乗り切れました。
その時、改めて祖母に感謝しました。
我慢して耐えることで、必ずいつかは結ばれる、辛かった苦労も報われる時が来るのを社会に出て初めて感じました。

新入社員研修は楽に乗り切れましたが、いざっ職場に出ると、お客様だけではなく、一緒に働く人達にもかなり気を使ったことを覚えています。

正社員で採用されていましたからパートやアルバイトに気分良く働いてもらうことに最新の注意を払いました。

その甲斐があり いつも職場は活気に溢れ お客様もたくさん来ていただき、人の気持ちは じぶんの切なる努力で何とか出来るのだ!と自信がつきました。
と同時に達成感や遣り甲斐が出て来て益々やる気が起こりました。

わたしは幼少期から、人と関わるときに特に気を付けていることは『笑顔で挨拶』です。

レジ部門のマネージャーになった頃は、レジだけではなく、バックルームにいる生鮮や惣菜や野菜部門で働いている方々にも朝と夜の挨拶を欠かしませんでした。

レジの従業員が揃っているときは、バックルームに手伝いに行きました。
野菜やお魚のパック詰めや値引き作業などを手伝いました。

比較的、時間がある時は味噌汁を作り昼食をする従業員に振る舞っていました。
その味噌汁作りが好評でリクエストに答えるためチーフたちに食材提供をしてもらうよう交渉して色々なバリエーションの味噌汁を作ったのを覚えています。

仕事の時間は長かったですが、わたしは職場が大好きで、タイムカードを押しても働いていました。(笑)

働く仲間は協力しあい、いつも励まし合って支えあって仕事をこなしていました。わたしのまわりの皆さんは良くしてくれました。そして可愛がってくれました。

わたしは働くことが大好きです!
困難が多ければ多いほど、苦労が大きければ大きいほど、やる気と負けん気が交差して じぶんじしんが どんどん強くなっていくのです!

誰かと戦うのではなく、じぶんの弱さや甘さと闘ってきました。
だから、へこたれたり気が滅入ったりすることがありませんでした。

今日も働けることに感謝しながら じぶんのなかの精一杯に挑戦しました。
誠心誠意 身を粉にして働くことが 喜びであり 感謝なのです!

今日も生かされていることに 生きて笑えることに 感謝です。
ありがとうございました。