~与えられた準備期間~

No.6

小学生の6年間の家族と離れての入院生活の経験は 今の私には、とても貴重で尊いものです。

他の人には経験できない、ありとあらゆることを見せられてきました。

小学生4年になると 退院のできない同級生と遊んでいました。

午前中の乾布摩擦と午後からの喘息体操を済ませると わりと自由時間が多かったような気がします。

喘息体操が終わると疲れてしまい よく昼寝をしていた記憶があります。

その昼過ぎの一時は 今でいう浄化上昇の時間でした。

ベッドに横たわり光に包まれ、そのまま光の国に連れていってください と祈っていると 横たわった状態で そのまま上にあがっていきました。

わたしは 普段の生活の時も、わたしのまわりが キラキラと輝いているイメージをしています。

いつも、どんなときも、心がクリアなら キラキラと耀けると信じていました。

そして、50歳になった現在も キラキラと輝いていることをイメージして じぶん自身がクリアなことを意識しています。

全ては イメージで こうなりたいなぁ あぁなりたいなぁ と思い描くことが大事なのだと思います。

その思い描くイメージは、私利私欲ではなく 世のため 人のために動くこと 人の役に立つことを想像して、それを具体化して、時間に組み立てて、行動する。

そのことを実践するために、家族と離れ 両親と 滅多に会えない環境に身を置かれたのだと思います。

本来のわたしは甘えん坊で寂しがりやで我儘です。だから性根を叩き直すために、修行の旅に 自ら出掛けたのです。(病気になり、入院生活をしたこと)

病院生活の中のイベントでは 人を楽しませるために物真似をしました。

辛くて悲しい病院生活に笑いを 楽しみを 幸せを もたらしたかったのです。

相変わらず 病院を歩くと あちらこちらから話しかけられました。(人ではない存在に)

その精神世界の現象も 物質世界と照らし合わせながら 集中して、観察、分析していくと色々なことに気づき、見えてきました。

いつか ほんものの存在に出逢うまでの準備期間だったと思います。