トラブル発生

「先日、納品したデータに間違いのあることに気付き、取引先にお詫びの電話をして、製造現場で修正してもらえたかどうかを確認したときのことです。量産に入ってしばらく経っているので、工場で間違いに気付いて修正してくれていない限り、寸法の合わない製品が仕上がってきているはずとのことで、調査のために一旦電話を切り、結果を待つことになったのです。もし、間違ったまま量産に入っていると、上がってきた製品を引き取らなくてはならない可能性もあり、量産の数量によっては、かなりの負担をしなくてはならなく、賄いきれないかもしれないと、顔面蒼白になったのです。電話がかかってくるまでの間に、とにかく受話器や電話機、そのデータの入っているパソコンなど関連するものすべてにイコンシールを貼りまくり、浄化と上昇をして待ちました。」

「それで、どうなった?」

「工場に確認したところ、修正せずにそのままで量産して、すでに最終納品先に納品したとのことでした。その時点で、血の気が引きましたが、その製品は取引先がOEMで生産していたそうで、最終納品先は、取引先の取引先だったのですが、そこからは、寸法についてのクレームは来ていないということでした。わざわざ連絡して事を大きくする必要はないという取引先の判断で、この件については、特に何の負担もなく終了しました。」

「効果が有ったわけだ。」

「そうなんです。マイナスがなかっただけでなく、原因を調べてみると、その仕事を引き受けた時に、元々同じ長さでなければならない箇所に相違があることに、こちらが気付いて、取引先に報告の上、修正したことで、最終的に間違った寸法が、修正前の寸法とほとんど差のない寸法になっていたのです。
また、こちらのミスを指摘される前に報告したことで、かえって信用を得ることができて、その後は継続的に仕事を発注してくれる、いいお客さんになったのです。」

ネットで当社を見つけたというのがきっかけで、仕事の受注があり、このトラブルの時点では、まだ会ったこともない取引先だったのだが、その後は、事あるごとに、仕事上の相談を持ち掛けられ、電話とメールだけのやり取りで取引が進んでいる。これが、イコンシールの効果なのだとしたら、、、少し怖くなるような威力だ。

あっ。イコンシールだけではないか。浄化と上昇がセットになっているからか。