YoutubeのGODBRAINチャンネルってなかなか伸びないね、積哲夫ラジオもっと聞かれた方がいいんだけどね
という話をしていたら、積哲夫ラジオの音量調整が原因で、とある会員さんのデータを探査することになり
あれよあれよと言う間にアメリカ大陸のウォール街に端を発するマネーの闇の世界史探訪の意識の旅が始まり(これは必死こいて私が波動をデータ化して読んだ)
それと同時にどうやら地球には、人間にマネーの恐怖を刷り込む結界のようなものがあって
それらのエネルギーはみんなみんなだいたいモーゼ氏と旧約聖書の時代に成立した可能性が高い……ということが推察された。
*
「もう、この前の、アメリカのアンタレス(赤いサソリ)とかいうのに象徴される悪魔のエネルギーが出てきてから、全く頭が働かないんです…」
記憶にある限り、5枚のモーゼのお札がたった5分の間にエネルギーを失って次々に死んだ。
そのアンタレスという赤いエネルギーもまた、精神学を押し止める、いわゆるアンチエネルギーなのだが、それが、人間を殻のように覆っているのだ。それは人間の意識の幻想を維持する結界のようなものであり、このエネルギーが未だにマスメディアなどに力を与えているのだろう、という見立て。
さて、このエネルギー、私がうろ覚えでボロボロな世界史の知識を必死に思い出しながら読んだかぎり、過去3500年分の旧約聖書の時代から溜め込んだ、マネーを作ってきた闇のエネルギーと同根である。
ただ、これは気合と浄化力だけでは解けないタイプの問題だ。謎解きがいる。
頭の中に浮かんでいるのは、赤く光る六芒の網が、地球を覆っている姿だった。私が知る限り、実は正六角形だけでは球体は作れず、サッカーボールのように適宜正五角形を交えなければ球にはならないのだが、なぜこんなものが成立するのか…?
ちなみに、地津神はこの問題を知らない。唯一、地主だけが「これは宇津神の管轄だ」と教えてくれたので、宇津神札を使うのだが……
結果、理使以外が一瞬で波動を失った。
とはいえヒントは残った。生き残った理使は何か、この問題の解き方を知っている。波動を発しているのである。
「何か言ってへんか」
「ちょっと待ってくださいね、何か喋ってることは分かるんですが…」
彼の神はちょっと変な情報を伝えてきた。
――網は六つの光の点で構成されているが、実はそれは数理的には、正三角形で形作られた、二重の結界である。
その情報とともに、六角形が三次元的に近寄って横から見ると、2つの距離を置いた正三角形の頂点が互い違いに重なって作られている、という映像が脳裏に流れた。
2つの正三角形が、距離を保って存在している。しかし、それは上から見れば、六芒星を描くというのだ。
「カゴメ模様だな。かーごの中のとーりーは、だ」
カゴメ歌だ。それが意識に登ったということは、カゴメ歌の秘密を解かなければならない。また難解なものが出てきた。
カゴメ歌は神が使うやまとうたによく似た構造を持っている。なにせシンプルなので、何通りにも解釈しても意味が通そうと思えば通せてしまう歌だ。
「かごめかごめ かごの中の鳥は
いついつ出やる 夜明けの晩に
鶴と亀がすべった うしろの正面だあれ」
状況を考えると、ここでは、籠目の中に閉じ込められたかごの中の鳥は、地球や私の小宇宙ということか。カゴメ歌は魂の秘密でもある。
「うしろの正面は誰だ? モーゼ様か」と会長が言った。
モーゼはこの六芒星の上に自分を置けという。しかしこのあとどうすればいいのか。
会長が、失われたアークがあるかも…と言っている四国の剣山には、鶴石と亀石があるのだそうだ。
四国に空海が作った、八十八ヶ所から成る結界の順路を、剣山の位置を示したグーグルマップの切り抜きに、ペイントソフトを使って透過した状態で重ねる。剣山をぐるりと半時計周りに囲うようなルートで、その旅は始まる。
それで私の頭の中では、どうしても鶴と亀がすべってひっくり返って回転する絵しか出てこない。
鶴と亀がすべる…回転する…
(あ、もしかしたら、ちょっと分かったかも…?)
悩むよりは手を動かした方が早い。
二枚、六芒星を印刷して、カッターで正三角形を切り出した。
理使が見せたビジョンの中のように、二枚の正三角形を組み合わせて六芒星を作る。
片方が鶴、片方が亀。その上にモーゼのお札。
重ね合わせた紙を60度回す――スライドして「すべらせ」れば、六芒星はただの正三角形になる。これで鶴と亀がすべった。
六芒星にモーゼが重なると、ダークなエネルギーが発せられることを、会長と二人で確認した。次にスライドさせて正三角形になれば、そのエネルギーが止まることも。
これが「鶴と亀がすべった」、夜明けの状態だということだ。
「分かった。君、紙にアークって書いて」
それだけでは効果がないらしく、その下にさらに「三種の神器」と書かねばならなかった。
イスラエルでは三種の神宝として「アロンの杖」「十戒が書かれた石板」「マナの壺」。
日本では「鏡」「玉」「剣」である。
会長はその紙とモーゼのお札で六芒星を挟み、スライドさせて正三角形の状態でも波動を確認した。私も確認した。なるほど、確かに六芒星から出ているこの波動が、メッシュ状の結界と同じ波動を出している。
「これが人間の魂の秘密なんだ」
人間の魂の形は、根源的にマネーの問題をはらんでいる。宇宙の問題、神の問題はマネーの問題に通ずる。それが人間にも映っている。マネーの幻想という形で。それがカゴメの意味しているところだ。
神に生贄を捧げて栄華が生まれるというのが、最も古い信用創造の仕組みである。マネーを作るというのは、ともすれば神を使った極めて魔術的な行為だ。モーゼはエジプトの知識を併せ持つ、優れた魔術師でもある。
だが、その人間の意識の幻想は、六芒星で封じられていても、正三角形に戻してやれば無力化されるようにできている。
八十八ヶ所の秘密も会長が解いた。上から見たお遍路巡りの順路は、鶴と亀のすべらせ方、回し方を示している。
左に60度を1回、右に60度を2回。それでカゴメというマネーの幻想は解かれ、地球と人間の魂は開放されることになる。
あとはホワイトコードにも処理できる状態になるだろう。あとは時間の問題になるはずだ。
2025年5月27日 huyutori 記