ホグワーツ改メ光子学園

7年のブランクを経て、タイトルも改め、Sekiさんとの会話の再集録を再開します。

14の巻<人に教えて、人から教わる・・・2>

しばらくして、Sekiさんから連絡があった。
「おめでとう。ちょっと成長したね。」
「えっ?何のことですか?」
「自分で、成長したと気付かなかった?」

ついさっき、Aさんから理不尽な事を言われたが、ニコッと笑顔で
「そういう考え方もあるけど、こうした方がもっと良くなると思わない?」
という言い方ができて、円く収まったことかしら。

「そうそう。人に何かを伝える時に、方法を誤ると何ひとつ相手の耳には入りません。それが、いくら正しいことだとしてもです。」
「どう考えても間違ってるだろうと思うことを、まるでバカに諭すように説かれたりすると、つい感情的になってしまいます。でも、さっきは自分でもびっくりするくらい、冷静に相手の気を良くしつつこちらの意見が言えました。腹の底から沸きあがった熱いものが喉元まで上がってきましたが、それを飲み込んでみると、スーッと爽快感でいっぱいになりました。こんなに気分良くなるのだったら、もっと前から実践していればよかった。と思いました。」
「同じ話をしても、人によって、受け取り方は異なります。伝わらないのは、相手の理解力の無さではなく、自分の伝え方に問題があると認識すれば、解決策は見つかるでしょう。自分自身が変われば、自然に相手も変わります。躍起になって、相手を変えようとしている間は進歩がありませんね。」

ワタシは相手を変えようとし、相手はワタシを変えようとする。お互いがぶつかっていては、いい関係を築けるわけがないか。どちらかが相手の考えに従うタイプだったらうまく行くかもしれないけれど・・・。

言うは安しだが、まずは自分を変える努力をしよう。

少しずつ、感情を抑えて対応できるようになってくると、比例して言い争うことも少なくなってきた。
Aさんタイプの人は、意外と単純なのかもしれないと思えるようになった。そう思えるようになってきたのと、同じ頃だろうか、毎日吐き気を催すようになった。二日酔いでもないのに、昼夜を問わず、本当に気分が悪い。日によって強弱はあるが、数ヶ月は続いただろうか。

「少し成長して、今までに感じなかったことを感じられるようになったのです。浄化して上昇すれば、気分も良くなるでしょう。君が意識していない間も、身体は吐き気を催すほどの毒気に晒されていたのだから。今まで大病しなかったのが不思議なくらいです。」
「そうなんですか?知らないというのは、怖いものですね。でも、その毒気はどこから来ているのですか?Aさんと関係あるのですか?」
「ないとは言えません。A君は超能力者だと言ったことを覚えていますか?このタイプはみんな、発揮するエネルギーが普通の人より多いのです。今は、A君の出すエネルギーが君にとって、吐き気という反応に変わったから苦痛なのであって、以前の君はそれを苦痛と思わぬ層に居たので却って心地よかったのではないですか?」

吐き気の症状が治まってくると、ある人物がやたらと意識にあがってくるようになった。