無題

悪魔の囁きと気づいても 耳を傾けた

だって折れるしかできなかったから

悪魔の手でも 温かければ手を取った

だってそれ以上寒いところなんてなかったから

悪魔になると知っても魂を捧げた

だって

許せなかったから

 

悪魔に負け続けて、憎悪と嫉妬と復讐に魂を焦がし、黒く染まって黒マリアの核を作りだした魂。