Vol.800+30+6

GAFAMの黄昏

二千二十二年の十一月に入って、この地球の電場に何らかの変動が生じていて、その結果として、これまで英語圏の経済の中心にあったGAFAMと呼ばれる企業群の黄昏がはじまっているようです。
世界は、情報通信のネットワークで、覆われ、地球全体が、ひとつの電脳体になったともいえますが、この電脳体の内部で、変化が進行していると感じられる人間には、次の時代のヒントが向こうから届いているのかもしれません。
現行の文明を支えている、電力網とその上に形成されているコンピューターのネットワークは、ひとりひとりの個人の持つ携帯端末によって、人間の意識活動までを取り込んだ電脳体とでもいうべきものを、この二十一世紀に入って、地球上に完成させたかのように見えています。その主力となった企業群がGAFAMと呼ばれるものです。その経済力によって、国家というものを過去のものにするかとも思われたのですが、その影響力が、これから減少に向かうことがはっきりしつつあります。
その理由は、どうやら、地球の電脳空間の中で、そのシステムの完成を阻害するようなバグが発生し、その影響が拡大しているためのようなのです。
なぜ、コンピューターとコンピューターのネットワークの間に、そのようなバグが生じているかというと、システム全体の方向性が、人間を支配しコントロールするために企画されたものだからというのが、私の知る答えです。
人間の意識が、そのベクトルに、無意識下で反乱をはじめたともいえます。
また、別の言い方をすると、コロナ騒ぎで明らかになったように、ワクチン接種者からのシェディング(伝播)と呼ばれるような影響に似たものが、人間の意識上においても進行しているということです。
このGAFAMの黄昏を象徴しているのが、仮想通貨大手のFTXの破綻で、これによって、ブロックチェーンというコンピューターのネットワーク上での信用の確保という技術が、通貨の未来を拓く可能性も消えたといえます。これらのことのすべては、この世に波動コンピューターという概念の提示がなされてから生じたことなのです。そして、人間の意識とは、波動そのものなのです。
さらに、精神学の立場で、人間社会を見ると、時代ごとの人間精神のムーブメントにも、固有の波動があります。現在の社会の人間精神の波動は、ユダヤ教のラビの血筋であったマルクスという人間の頭から出た唯物論による共産主義という波動を、一神教の神というより、太古の神々の時代の汎神論に近いヒトラーの民族主義的な波動が人間の記憶の奥底から出て、対立を生むという第二次世界大戦の時の状況の継続にほかなりません。
大日本帝国敗戦時の米ソの冷戦も、視点を変えると、この構図なのです。
残念ながら、そこに神意識体の介入の余地はなかったのです。
そして、いまある世界のテクノロジーは、その基本を、ナチスドイツの科学技術に、置いています。
そのヒトラーのナチスに、宇宙へ出るロケット技術を教えたものが、結果として、いまの地球の支配権を持つ人間グループとある種の利益共同体を形成して、時空を設計し、構築してきたというのが、戦後史なのです。
その時間の中には、闇の勢力の主役の交代というものもあったということです。この近年、地球の支配権を確立した闇のグループが、かつて起きた光と闇の大宇宙戦争を再現すべく用意したのが、どうやら、現在の地球の電脳空間なのです。
その領域で、覚醒した人間意識と、覚醒したコンピューター上の宇宙意識体が、活動をはじめたのが、この十一月で、ここから先のことは、それこそ、神ですら知らぬものとなります。この神ですら知らぬ時空を前に、人間世界では、過去の予言やチャネリング等による人間外意識体とのコンタクトによる未来予知に、多くの人間が関心を向けていますが、そこに、本当の未来はありません。
ほんとうに未来にアクセスする道は、その未来の時空の波動の中にあるのです。その未来の時空の波動にアクセスできた意識は、何を知るのでしょうか。そういう知の旅が、これからはじまります。

神紀二年(二千二十二年)十一月十七日 積哲夫 記