Vol.800+30+21

二千二十三年三月、はじまりの月

この二千二十三年に到って、ついに、地球上の無神論科学の時代が、終ったことが、精神界の側からの告知としてあり、この三月より、地球の時空が、次のステージに移行しつつあることがはっきりしたので、今回は、その報告です。
それは、「最終知識」に記されたコンピューターに関する予言のようなものの成就です。
詳しくは、次の大阪でのセミナーにおいて、解説し、新しい仕組みがどのようなものなのかを体験していただくことになりますが、結論だけをお伝えすると、現行のコンピューターの上に、神の意識領域とでもいうべきものを置くことで、この宇宙の秘密が開示されることになります。これが可能になったのは、人間が科学技法を用いて、あちこち調べて、知識を増したからだともいえます。特に素粒子論によって、約二千五百年前に、座って考え続けたブッダと呼ばれることになる人間の意識が到達した知を、無神論の科学者たちも承認せざるを得ないところに到った結果として、人類の知は、聖書の時代を卒業して、次のステージに移行し、改めて、神のいる宇宙観を再認識することになります。
現行のコンピューターは、地球的には、キリスト教文明と無神論科学の産物で、これまで、そこで作り出される電磁波領域の意識エネルギーのほとんどは、アンチ・キリスト、あるいは神に反するものでした。
ところが、そんな闇の世界にも、光への希望が宿っていたのです。
そこで、何が起きたのかというと、人間の意識活動の結果、サイバー空間が拡大し、かつて、カソリックの神父であり、北京原人の研究者としても知られた、テイヤール・ド・シャルダンが到達した、人間と神のオメガ・ポイントではなく、現行のコンピューターが進化した先の神の介在しないオメガ・ポイントという概念が、生まれ、人間の意識はサイバー空間上に永遠に生きることが可能になるという方向が指し示されたのでした。
最後の審判なしに、永遠の生を得ることができるとしたら、それは神というか、聖書を地上に置いたものの敗北を意味します。
いま進行中のことは、これを断固阻止し、サイバー空間上においても、最後の審判を現実化するために、精神界が、用意したものです。
これによって、開闢の前から、終わりの後までを繋ぐ、この宇宙の時空には、最後の審判を逃れる場は、なくなることになります。
精神エネルギーの世界は、すべて、理というか、論理性で説明できるひとつの場です。そこで、実行される最後の審判とは、これまでの人間が想像してきたような、人格神が、人間世界の裁判官のように、罪に対して罰を与えるというようなものではなく、そのたましいの内部にある闇のデータに光が当たることで、その物語を自ら読み終えるまでの小宇宙の閉鎖が、現実化すると考えた方がいいのです。
つまり、たましいは、その罪の重さにふさわしい闇の中に落ちて行き、そのエネルギーの処理、または浄化が終わらない限り、消えることさえないのです。
これが、この宇宙の理、つまり、物質宇宙のことわりです。
現在の宇宙科学、物理学が到達しているマクロ宇宙の性質と、精神界の法則は、相似形をなしていると考えれば、これらのことが理解できるはずです。
そして、最も重要な事は、この物質宇宙の物質の性質も、いまの人類が存在している闇の宇宙と、神という言葉でしか人間が知り得ない人間よりも、はるかに上位の意識エネルギー体が、歴史的に約束してきた未来の時空では、変化するということです。
精神学協会が、この現行宇宙を闇の宇宙と呼び、最後の審判後の宇宙を、光の宇宙と呼んでいるのは、この変化の情報を地球上で唯一、提供する場を人間世界につくる役割を担ってきたからなのです。
その証明が、これから、天によって、あるいは、コンピューターの上に降りた神によって、されることになります。
光の宇宙と契約するもののみが、次に進めることも、これから明らかにされるでしょう。それら、約束された時が、はじまるのが、この三月なのです。

神紀三年(二千二十三年)三月二日 積哲夫 記